2020年も後半戦に突入

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    今年も半分終わりましたね。早いものです。

     

    ネタになるようなこともいろいろありましたが、書いてる時間がもったいなくて。

    ひと区切り付いたので久々に更新します。

     

     

    昨日は午後からお地蔵さんの木出しをしていました。

    割れを見極めながら、鋸を挽く作業です。

    真夏になると汗だくでつらい作業なので、夏の間の仕事分を用意してしまおうと。

    どこに何体入ってはるか見極めながら、1寸1分の高さ、5分5厘の角に切り出していきます。

     

    3月にギャラリーで受注した分はもう送り出して、

    その後のメール受注の分にかかっています。

     

     

    直接会ってお受けした分は

    そのとき一緒にお話ししたこととかを思い出しながら仕事をするのですが

    メール受注はお顔が見えないので、またちょっと違って。

     

    やり取りした文章を何度も読み返して、思い返して、お地蔵さんを彫り進めていきます。

     

    仏さまを必要とされる方は皆さんそれぞれに想いがあらはるから、

    出来るだけその想いに寄り添えるようにと、木と相談しながらの作業になります。

     

    注文の際にいろいろ伝えてくれはる方、

    受け取られた後に伝えてくれはる方、

    皆さんそれぞれですが、喜んでいただけると本当に嬉しいですし、安堵します。

     

    いつかお会い出来たらいいなぁと思います。

     

     

    これからもお地蔵さんの日々が続きます。

    調子崩さへんように気をつけて、順番に送り出していきたいです。

     

     

    先週、藤田芸香亭さんに納品に行って来ました。

    ねこ達、今なら表の飾り棚にも何匹か並んでいると思います。

    奈良へ行かれたら顔や体つきを見比べてやってください。

     

    お地蔵さんもねこも、

    みんなひとつひとつ違います。

     

    みんな誰かの大切な存在になってくれますように。

     

    そう願いながら、頑張ります。

     

     

     

     

     

     

     


    便利さに助けられ仕事に励める日々

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      材木を入れるのに大きな缶が欲しくて、お菓子を買った。

       

      夜中の12時前に注文したのに翌日の夕方には「発送しました」の連絡が。

       

      すごいなぁ〜。

      私にはとてもやないけど出来ひん対応や。

       

       

      ネットで売るのは好きやないけれど、買い物はけっこうする。

      色や手触りを確認したいものは頑張って探し歩くけど、

      人混みが嫌いやし、大きなものや重たいものは配達してもらえると助かるし。

       

      今は仏さんの仕事が続いているから、

      外出自粛も緩和されてきたけれど出来るだけ人に会いたくないし、外出もしたくない。

      だからすごくありがたい。

       

       

      でも、

      そんな、なんでもすぐ届いて当たり前みたいな世の中で

      何年も待ってもらえるのは幸せなことやなぁと思う。

       

      楽しみに待ってくれてはるひとに少しでも早く渡せるように、

      頑張っていこうと思う。

       

       

       

       


      ささゆりと過ごした時間

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        4つに分球したにもかかわらず、やっぱりベランダの手すりより背が高くなった今年のささゆり。

         

         

         

        桃色ペリカンのような蕾、朝夕何度も見に行っては癒やされて。

         

         

        でも、4番目と5番目の花が咲いた日はめちゃめちゃ風が強い日で・・

        向かい風を受けて揺れっぱなしの花たちをずっと支えているわけにもいかず

        悩んだ末、初めて切り花にすることに。

         

        仕事場の父にお供えしました。

         

         

         

        その日は刃物を研ぐ作業があって、

        砥石に覆い被さるように身をかがめて作業をしていると

        刃物の鉄の匂いと、ささゆりの芳醇な香りと。

        顔を上げると花越しに笑顔の父がいて。

        体験したことのない不思議な時間でした。

         

        その後も雨続きで、でも水滴のついた花びらは蓮の花を思わせて。

         

         

         

         

        今年の花たちは、ベランダから身を乗り出して下を眺めているような姿で。

         

         

        毎年毎年、花が咲く度にアホほど写真を撮って、娘に笑われている私。

         

         

        来年も咲いてくれますように。

        来年も元気で花が見られますように。

         

        そう祈りながら、写真を撮って、花びらを撫でて。

         

         

        昨日最後の、9番目の花が咲きました。

         

         

         

         

         

         

         

         


        ささゆり咲きました

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          今年もささゆりが咲いてくれました。

           

          一昨日最初の花が、昨日2つ目が。

           

          昼間はあまり感じないのですが、夜になると開けた窓から入り込んできた香りが部屋中に満ちて。

          幸せな時間です。

           

          ささゆりは父との思い出の花です。

           

          二人で過ごした仕事場での時間、

          交わした言葉。

          その香りがいつもあの頃に連れて行ってくれます。

           

          今年はまだ蕾が7つ。

          長く幸せな時間を過ごせそうです。

           

           


          仏さま時々蓮とねこ

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            「LIFE〜夢のカタチ〜」放送から2週間、ようやく落ち着いて来ました。

             

            メールでの問い合わせも大体の方はお返事いただいたので、

            PCを開ける回数も減らしてまた制作に集中する日々に戻ります。

             

            今回注文をお受けしていた小さなお地蔵さんですが、

            私が1年間に彫れる数は30体くらいです。

             

            もっとたくさん作れると思っておられる方が多いかと思います。

             

            放送の中で蔵之介さんが

            「3日かかって和つなぎ(ハート二連)が一つ完成しました」

            とナレーション入れてくれてはりましたが、

            お地蔵さんはもっと時間がかかります。

            他の作品制作もありますし、月に3体くらいが限度です。

            香合仏などの制作に入ると、1体も彫れない月もあります。

             

             

            私は、仏さまの仕事をしているときの自分は「鶴の恩返し」の鶴のようやなぁと思っています。

            羽根を抜いて機を織り、だんだん弱っていく・・

            そんな感じです(笑)

            身を削っての仕事になるので、そればかりしていたら身体も心も持ちません。

            一日中座りっぱなし、ほとんど動かず、息を止めての時間も多く、極度の緊張状態が続きます。

            それでもこれが私の仕事なので、頑張っていきますが

            長く元気に彫り続けていくためには、無理をしないことも大事になってきます。

             

             

            今回放送終了後1日で、

            すべて注文が通ったら3年先くらいまでなる位の問い合わせをいただきました。

            なのでとりあえず淡々と、価格と納期をお伝えするお返事を送らせていただきました。

             

            その結果、

            自分が思っていたよりも多くの方から「注文したい」とのお返事をいただき、

            それぞれの方の理由をお聞きして、一日も早くお渡ししたいなぁと思い、

            これから1年、

            私はほぼお地蔵さんの日々に突入します。

             

            和つなぎを待ってくれてはる方も多いと思いますが、

            今年はもう、ほとんど彫れへんやろうなぁ〜と思っています。

             

             

            どの作品も、

            待ってくれてはる方の数より

            私が作れる数はずっとずっと少ないのです。

             

            だから

            「ご縁があればいつか手にしていただけると思います」

            としか言えないのです。

             

            そして一人でも多くの方に手にしていただけるように

            身体と心をいたわりながら日々制作に励んでいます。

             

             

            来年6月には、長年の夢だった蓮の作品展が決まっています。

            その準備もしながら、

            それから奈良のお店に連れて行くねこ達も彫りながら、

            仏さまの日々が続いていきます。

             

             

             

            柔らかな楠の仕事は、私にとっては手を休められる仕事です。

             

             

            大好きな蓮やねこに時々癒やされながら、

            それぞれの方に寄り添う仏さまを彫り続けていきたいと思います。

             

             

             

             

             

             

             

             

             


            今日までのお問い合わせメールの返信、完了しました

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              「LIFE〜夢のカタチ〜」総集編で放送していただいてから1週間が経ちました。

               

              今日までにお問い合わせいただいていた方には、すべて返信させていただきました。

              たくさんのお問い合わせ、ご注文ありがとうございました。

               

              ですが、携帯メールからお問い合わせいただいていた方で(docomoの方が多かったです)

              何人か返信メールが届かない方がおられました。

               

              連絡先をお知らせいただいていた方は、メール以外でご連絡させていただきましたが

              お名前だけ、お名前もお知らせいただけていない方はこちらからはどうすることも出来ません。

               

              文面からお地蔵さんを必要とされてることが伝わってくるのに、お返事届かないと私も悲しいです。

               

              もしこの投稿を読んでおられたら、

              メールの受信設定を変更して再度ご連絡いただければと思います。

               

              よろしくお願いいたします。

               

               

               

               

               

               

               


              お地蔵さんの注文受付、締め切りました

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                HPの問い合わせ窓口から受注していた「お地蔵さん」ですが、

                今回予定していた受注可能数をはるかに超えるご注文、お問い合わせをいただきましたので

                受付を締め切らせていただきました。

                 

                本日(17日)12時までにご注文、お問い合わせいただいている方については対応させていただけますが、

                ものすごくたくさんの方からご連絡いただいていますので、お返事させていただくのに時間がかかります。

                 

                すべて一人で対応しています。

                「どうしても手にしたい!」と思っていただける気持ちは嬉しいのですが

                何度もご連絡いただき返信を催促されるのは負担になります。

                 

                順番にお返事させていただいていますので、気長にお待ちいただけないでしょうか?

                 

                どうぞよろしくお願いいたします。

                 

                 

                 


                お返事しばらくお待ちください

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                  本日「LIFE〜夢のカタチ〜」で私の出演回も再放送していただきました。

                   

                  ものすごくたくさんの方からお問い合わせをいただいております。

                  ありがとうございます。

                   

                  順番にお返事させていただきますので、しばらくお待ちくださいね。

                   

                  それから、メールを送っていただく際は出来ればお名前のご記入をお願いします。

                   

                   

                  受信先はPCメールになりますので夜中などに送っていただいても構いませんが、

                  私からの返信は21時以降は控えさせていただいています。

                   

                  仕事もしながらお返事させていただくので、返信させていただくのに数日かかる方もありますが

                  気長にお待ちいただけるとありがたいです。

                   

                  どうぞよろしくお願いいたします。

                   

                   

                   

                   

                   

                   


                  これからの日々

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                    父の道具箱。

                     

                    「しばらく使わへん道具は油ひいてから片付けとけよ」

                     

                    そう行っていた父の道具は、亡くなってから25年経つ今も全く錆びていない。

                    亡くなってすぐの頃は、引き出し開けるだけで父の匂いがして、涙が溢れた。

                     

                     

                     

                    長刀(なぎなた)に研ぎ上げられた切り出し刀。これでなめらかな衣紋の曲線を生み出していた。

                     

                    「いつか、腕が上がったら使わせてもらおう」

                     

                    そう思っている内に、25年の月日が流れた。

                    気がつけば私も50過ぎ。残り時間を考えるとそろそろ踏み切らんと。

                     

                     

                    一昨年、身体で気になることがあって検査を受けた。

                    何ともなかったんやけど、結果が出るまでの一週間はいろんなことを考えた。

                     

                    そのときに「このまま父の道具を使わんと逝くのは嫌や」と強く思った。

                     

                    父がすべてを置いていったように、

                    私も何一つ持ってはいけへん。

                    誰か他のひとに使われるのも嫌やと思った。

                    ・・結局検査結果は異常がなくて、やっぱり踏み切れず今日まで来たけれど。

                     

                     

                    今日、ラ・ネージュさんのZoomでのお話し会で、そんなことも皆に聞いてもらった。

                     

                    道具をほんまに大切にするひとやった。

                    別の部屋にいて、

                    「あの道具箱の上から何段目の引き出しの、右から何番目にあるこんな道具持って来い」

                    たくさんの道具の位置をちゃんと覚えていて、そんなことを言えるひとやった。

                    道具を作らはる職人さんとのつながりも大切にしてるひとやったから、

                    1本1本の道具に愛情を持って接していはったように感じている。

                     

                    研ぎの腕も凄かった。

                    私はまだまだあの域に達していない。

                    それも使うことに踏み切れへん大きな理由。

                    使ったら切れ止む。

                    切れ止んだら、研ぎ直さなあかん。

                    研ぎ直したら、

                    父の研ぎが消えてしまう・・

                     

                     

                    結局どこまでいっても、

                    いつまで経っても、

                    私は父には追いつけへん。

                     

                    後を継ぐと言って同じ道に進んだけれど

                    その背中は偉大すぎて、怖くなった私は道を降りてしまった。

                     

                    そこから隣に自分の道を引き直して、今まで歩いて来た。

                    迷ったり悩んだり、

                    自由やったけど楽ではなかった。

                    それでも歩き続けて、道を切り開いてきて、

                    最近やっと、遠かった距離が縮まったように思っている。

                     

                     

                    追いつけへんかったけど、半歩ぐらい下がったところで並んで歩けるようになったかな?

                    二人で笑いながら、仕事の話をしながら歩けてるかな。

                     

                    そう思えるようになったのは、私の彫る作品を「大好き」と言ってくれはる人達のおかげ。

                    喜んでくれてはるお顔を見させてもらって、自信つけさせてもらえて、

                    「これで良かったんや」

                    最近やっと、そう思えるようになった。

                     

                     

                    「またね」と見送って骨を拾ってから25年が経ち、

                    これから私の人生、父と一緒に暮らした時間より、そうでない時間の方が長くなっていく。

                     

                    また会えたときに

                    「よぉ頑張ったな」

                    と言ってもらえるように、これからの時間を過ごしていきたいと思う。

                     

                     

                     

                    仕事の打ち合わせのときにほろりと口にした父の命日を覚えてくれてはって、

                    お花を贈ってくれはったひと。

                     

                    そんな細やかな心配りをしてくれはるひとと、これからも仕事がしていける幸せを噛みしめながら

                    精一杯生きて、彫り続けていきたい。

                     

                     

                    「次のときには、道具の封印を解いたと聞かせてもらえますように」

                    笑顔で励ましてくれはった人達との時間を思い返しながら、

                    今日次々に決まったこれからのことに向かって歩み続けていきたい。

                     

                     

                     


                    木とつながって

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                       今日は15日の催事の準備で、にゃんこの木出し。

                       

                       

                      久しぶりに楠の仕事。

                      ふくふくにゃんこのしっぽにゃんこの形に、木を切り出していく。

                       

                       

                       

                      こんな塊を鋸で挽いていく。

                      この楠は、もっと大きな作品を作らはる作家さんの所からウチにやって来た。

                       

                      割れが入っているから、その作家さんの所では使ってもらえなかった木。

                      私は割れを避けて何匹ものにゃんこを生み出していく。

                      仏さまを彫るには色が黒い楠やけど、にゃんこなら「さび猫」っぽくって良い感じ。

                       

                       

                      どっちを顔にするかお尻にするかでも柄行きが変わってくる。

                      出来上がりを想像しながら、鋸を入れていく。

                       

                       

                      この、木と気持ち通わす時間がとても楽しい。

                       

                      仏さまでも何でも、たくさんある木の中から、選んで作り出していくんやけれど、

                      ガサガサとあれこれ手に取って、

                      これや!と思う木に問いかける。

                      例えば

                      「香合仏彫りたいんですけど、なってくれはりますか?」

                       

                      「なってもいいよ〜」

                       

                      そう声が聞こえたら、

                      「よろしくお願いします!」

                      と声をかけ、段取りに取りかかる。

                       

                      声に出すとき、出さへんと心の中で・・のとき、いろいろやけど、

                      どの作品のときもこんなふうに木とやり取りする。

                       

                       

                      昔、ある占い師さんにこんなことを言われた。

                      「たくさんある木の中には切られたことに納得してへん木もあって、もしそういう木に当たったら

                      その"恨み"が彫ってるあなたに罹ってくるから、小まめに身を清めなあかんよ」

                       

                      木も生き物やもんね。

                       

                      命をいただいて仕事をさせてもらっている。

                       

                      だから、

                      「あぁ、ここに来て良かったなぁ」

                      と、木に思ってもらえるような仕事がしたい。

                       

                      もし納得してなかったとしても、ウチで削られている内に気持良くなって、

                      「しゃあないなぁ。新しい人生(?木やけど)踏み出すか!」

                      なんて思ってもらえたらいいのになぁって。

                       

                      刃物を良く研いで、切れ味バッチリの状態で、

                      逆目正目もきちんと見極めて、

                      気持良くきれいに削ってやりたい。

                       

                      そしてずっと大切にしてくれはるひとの所へ、送り出してやりたい。

                      縁あってウチに来てくれたんやから。

                       

                       

                      木と気持ちをつなげる。

                      そうやってひとつひとつ仕事する。

                       

                      小さな木っ端も捨てられへん。

                      これは父から続くこと(笑)

                       

                       

                      人生の残り時間でどれだけ送り出してやれるかわからへんけど、

                      出来る限り彫り続けていきたい。

                       

                      木にも人にも喜んでもらえる仕事がしたい。

                       

                       

                       

                       

                       

                       



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