桜の和つなぎネックレス

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    清水五条、アトリエ立夏さんでの「ひなとなのはな展2」明日からです。

     

     

    今日、搬入に行って来ました。

     

    夜通し作業して、明るくなってから1時間半だけ眠って

     

    ・・ほんまに、毎回毎回学習せずに同じことをやっているなぁと思いますが

     

    土壇場にきて新しい作品を思いついて彫ったりするから、こんなことに。

     

     

     

     

    桜の和つなぎ

     

    紐をつける前に撮りました。

     

    これは新作ですが、予定していたものです。

     

     

    他にケヤキ材で梅のブローチも彫りました。

     

    今朝仕上がって写真を撮る間がなかったので

    向こうで撮ろうとデジカメ持って行ったのに

     

    撮るの忘れて帰って来ました〜(涙)

     

    次行くまでに旅立ってしまったら撮れずじまいですね。

     

     

    他の方の作品

    素敵なものがたくさん並んでいました。

     

    皆さん丁寧な仕事ぶり、別の分野の作品を見せていただいて刺激になります。

     

     

    ご縁があった作品からどんどん旅立って行きますので

    いろいろ見たいと思われる方は、早めに行かれることをおすすめします。

     

     

    展示の様子はアトリエ立夏さんがInstagramで発信してくださると思いますので

     

    そちらもご覧くださいね。

     

     

    今夜はゆっくり眠ります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    可愛い木目ときれいな糸と

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      2月の「ひなとなのはな展2」に出展する、ボタンブローチ。

       

      欅材で彫っています。

       

       

      久しぶりの制作。以前は刺繍糸を使っていましたが

       

      今回アトリエ立夏さんに

      とてもきれいな絹糸があることを教えていただきました。

       

      仕上がりが楽しみです♪

       

       

      昨日、ワークショップに参加いただく方の名前を知りました。

      ほとんどがお顔の浮かぶ方々、

      久しぶりにお会い出来るのがとても楽しみです。

       

      皆さん変わらず応援してくださっているのだなぁと

      とても嬉しくて。

       

       

      今、12日を楽しみに過ごしていただいているのでしょうか?

      私もめっちゃ楽しみです。

       

      仏さまや木の話をはさみながら

      和やかな時間を共有出来ればと思っています。

       

       

      遠くからお越しいただく方ばかり

      道中気をつけてお越しくださいね。

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      私にしか作れないもの

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        今年、

         

        和つなぎのブレスレットを彫りました。

         

        ずっと彫ってみたかったけれど彫れずにいた作品です。

         

         

        どれくらい時間がかかるのか見当も付かないし、

        無事に外せるのかもわからない、

        でも、いつかチャレンジしてみたい!

         

        ずっとそう思っていました。

         

         

         

        最初はこんな感じです。

         

         

        厚さ8ミリほどの白檀の板。仏さまの端材です。

         

         

        半年以上かけて、少しずつ彫り進めました。

         

         

        大きなサイズの端材はほとんどなくて

        見つけた板いっぱいいっぱいに下絵を描き

         

        外したときにどれくらい広がってくれるかも未知の世界で

         

        ギリギリなんとかいけるかな?

        とにかくチャレンジしてみよう、と。

         

         

         

        輪っかの数は13にしました。

         

        何度か下絵を描き直してバランスの良い数を考えていたときに

        以前「十三仏のブレスレット、作れませんか?」と尋ねられたことがあったのを思い出し

         

        一般的なものは念珠の玉に仏さまの梵字が彫ってあるものやけれど

         

        私が作るんやったら、輪っか一つ一つが仏さま・・かな?

         

        って。

         

         

        和つなぎの今までの最高は5連だったので

        その倍以上、

         

        「ほんまに外せるんやろうか?!大丈夫か?自分?」

         

        仏さまの仕事とはまた違う緊張感の中

         

        最初は縦目の彫りやすいところから外していき

        次に横目

         

        一つ外れるごとに増していく緊張感

        外れて動き出すと、持ちにくくなってさらに彫るのが難しくなり

         

        仏さまの仕事と同じように、体重はどんどん減っていきました。

         

         

        最後外れたときは

         

        「やった〜っ!!」って、思わず声が出ましたね。

         

         

        でも

         

        まだそこからが大変なんです。

         

        次は

        外れた輪っかを細く削って整えていく工程

         

        固い白檀は、

        仕上げの細かい彫りのときも強い力をかけて削らないと

        刀が押し負けて、なめらかな仕上がりにならないんです。

         

        削る輪っかを指の腹で支えながら順番に整えていき

         

        もし、目視で気付けなかった割れがあったら

        この細くする工程で輪っかが割れてしまうので、ずっと気持ちは張りつめたまんまで

         

         

        「これでいい」と思えるところまで

         

        長い長い時間をかけて

         

         

         

         

         

         

        作り上げた「十三連和つなぎブレスレット」

         

        白檀の音と香りを堪能していただけるものになりました。

         

         

        サイズはちょっと小さめでした。

        なので、どなたでも通るわけではありません。

         

         

        いつかどこかで

        シンデレラフィットする方と出逢えるのでしょうか。

         

         

        無事に彫り上げることが出来たことは

        自分の可能性を広げられたように思います。

         

         

         

        たくさんの輪っかがつながった「和つなぎ」

         

         

        こんなふうに

         

        世界も「和」がつながっていけばいいのに

         

         

         

        そう祈ります。

         

         

         

         

         

         

         

         


        小さくて香り高い箱

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          蓋物シリーズ、白檀の小箱です。

           

           

          阿弥陀さまや観音さまの木出しのとき

           

          肩の上でお顔の横の部分、両側に四角の端材が出来ます。

           

           

          その四角の端材で箱を彫ってみました。

           

           

           

           

          内寸20×18ミリ、指輪も入りません。

          でも私のは18号なんで、号数の小さい指輪やったらもしかしたら入るかな?

           

           

           

          「○○を入れるために作ろう」とは考えんとこうと思っていて

           

          ご縁のあるひとはきっと見たときに

           

          入れたいものが思い浮かばはるやろうから、と。

           

           

          箱になりたいと言ってくれた木の気持ちも大切にしたいし。

           

           

           

          角張った形やけれど

          蓋上面の曲線が握りしめたときに手に馴染み

           

          寄り添ってくれると思います。

           

           

           

           

           

           

           


          きっかけはウチの猫なんですけれど

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            「たまご」と名付けている作品があります。

             

             

            展示会の際、じっと眺めているひとにこう声をかけます。

             

            「それ、蓋物なんですよ」

             

            「えっ!?」

             

            「開けてみてください」

             

             

             

            持ち上げた「たまご」を、そっとそのひとの掌の中に落とします。

             

            おっかなびっくり触らはるのもあるけれど

            開けられへんひとが多いです。

             

             

            きっちり固めに合わせているので。

             

             

            開けると、こんな感じです。

             

             

             

             

            もちろん中も外も

            サンドペーパーは使っていなくて

            彫刻刀の削りだけで仕上げています。

             

            合わせ目の微調整は

            数えたことはないけれど、多分百回以上は繰り返して、ぴちっと合う仕上げにします。

             

             

            ゆるくしたら、簡単に開けられるんやろうけれど

            固くしているのには訳があって

             

             

            この作品が生まれたのは

             

            大吉(愛猫)とお別れして、めっちゃ凹んでたときで

             

             

            仕事しながら思い出して

             

            もう撫でてやれへんのやなぁ・・って泣きながら彫ってたときに

             

            「小さな蓋物を作って

             

            その中にあのコの毛1本でも入れて

             

            大吉やと思って撫でてやりたい」

             

             

            ・・そんなふうに考えたんですよね。

             

            だから蓋が緩くて中身がこぼれてなくならへんように

             

            きっちり閉まる蓋にしておこうって。

             

             

            そうして「たまご」が生まれました。

             

             

             

            その頃は「手元供養」というものは知らなかって

             

            後に知ったときに

             

            人やなくて猫を想って彫ったけれど

            人でもいいのかもしれへんなぁ

             

            そう思いました。

             

             

            私は土に帰りたいと思っているのでそういう物に入りたいとは思わへんのやけれど

             

             

            もしも入らなあかんとしたら

             

            金属や陶器は冷たいし嫌やなぁ〜

             

            木やったら柔らかくてあったかくて気持ち良いやろうなぁ〜

             

            ・・って。

             

             

             

             

            これはお豆さんのような形。

             

            手に馴染む大きさ、形・・ということを大切に作っています。

             

             

            何を入れてくれはってもいいのです。

             

             

            「形のあるもの、無いもの、何でも好きなものを入れてください」

             

             

            そんなふうにお声かけします。

             

             

            あなたにとって大切なものを

             

            入れていただけたらと思います。

             

             

             

            小さい蓋物は

             

            これからもいろいろと彫っていきます。

             

             

            展示会で見て選んでいただく形の他に

             

             

            仏さまのように

             

            注文制作の形もとっていこうかと思っています。

             

             

            気になる方はHPよりお問い合わせください。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             


            桜のブローチ

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              暖かいですね。

              30年ほど前は

              今頃はまだ雪が散らつく寒さやったのになぁ〜と思い返しています。

               

               

               

              最近カーディガンの前を留めるのに使っているブローチ。

               

              ケヤキで彫って、真ん中に金箔を貼っています。

               

              お気に入りなんですけれど人気なかったんですよね〜

              自分用以外にも手元にたくさん残っています。

               

               

               

               

              こちらは人気があり、たくさん旅立ちました。

               

              楠で彫って、顔彩で薄く彩色しています。

               

               

              たくさん彫ったけれど

              持ってくれてはるひとでお顔の浮かぶ関係の方はお一人だけ。

               

              哲学の道にあった「洗心」で並べてもらっていました。

              手にされたほとんどの方が、観光で来られた方やと思います。

               

               

              もうお店はありませんが

              ブローチを身に着けはったときに

              哲学の道の桜や

              京都観光の楽しかったことなどを思い出していただけるのなら嬉しいなぁと思います。

               

               

               

               

               

               

               

               

               


              個展を振り返って彫りの話を

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                今日はめっちゃ風がきつくって

                 

                買い物に出かけたとき向かい風に足止めされたほど。

                 

                屋外でお仕事の方は特につらい一日やったことと思います。お疲れ様です。

                 

                 

                 

                今日は彫りの話を少し。

                 

                 

                この間の個展のとき

                 

                思い返せば

                久しぶりに色のある作品を多く出したので

                彩色の説明ばかりになってしまっていたように思うのですが

                 

                 

                 

                彩色前のバラのブローチ。

                木目も見えます。

                 

                 

                板から花の丸い形を彫り出して

                花と葉っぱの境目は、葉っぱの上に花が乗っているように彫り込んで

                 

                葉っぱの先端は少し上向きにして動きを出し

                花の輪郭は裏へも削って奥行きを出し

                 

                 

                さりげなく何気なく

                でもそれをするかしないかで仕上がりに差が出る

                 

                細やかな気遣いは父が教えてくれたこと。

                 

                 

                花の形も

                仏さまの台座を彫り慣れている手はつい整った丸にしてしまいそうになるけれど

                自然の花は自由に美しいから

                整えすぎてしまわないよう気をつけて

                 

                 

                丸く形作ったら花びらの線を彫り込んでいき

                 

                木と気持ち通わせているから造作なく出来る工程やけれど

                一本の線、表と裏で刀を入れる向きが違うし

                曲面に柔らかな曲線を彫っていくのは実は簡単な事ではなくて

                 

                 

                仏師としての厳しい修行で身につけた基礎

                その上に積み重ねた経験があり

                 

                 

                刀切れが悪かったり力加減が足りないときれいな曲線は出せないので

                 

                張りつめながら力もしっかり込めながら

                勢いよく

                でも柔らかい気持ちで線を整えて

                 

                 

                 

                そんなふうにして花が生まれるんですよ。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                柔らかい線が彫れれば、こんな作品も。

                 

                 

                私はこんなふうに結んだものを彫るのも大好き。

                 

                まだまだ見ていただきたいものがたくさんあります。

                 

                 

                楽しみに待っていていただければ嬉しいです。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 


                木と人と つながって

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                  いよいよ作品展です。

                   

                  展示も良い感じにまとまりました♪

                   

                   

                  余裕がなくてほとんど更新出来ませんでしたが

                  ブリコラージュさんの方で作品写真は見ていただけているでしょうか。

                   

                   

                   

                   

                   

                  ケヤキの大きな和つなぎ。

                   

                  白檀材の和つなぎは常設展示販売していただいていますが

                   

                  このシリーズは個展のときだけです。

                   

                   

                  大きいし木が堅いので、まず鑿で荒彫り。

                   

                  それから彫刻刀で

                  木目の出方を見ながら曲線を整えていきます。

                   

                   

                  制作日数も長くかかる作品で

                  なかなか普段は作ることが出来ません。

                   

                  でも

                  白檀とはまた違った魅力で

                   

                  このコたちも大好きです。

                   

                   

                   

                  「一点もの」感が強い作品なので

                   

                  どんなひとの所に行くんやろう?

                   

                  という思いもあり

                   

                  出来ればそれを見届けたくて

                   

                  個展での展示販売になります。

                   

                   

                   

                  白檀の和つなぎでも

                   

                  迷ってはっても着けてみはると不思議とぴたっと合わはる一本があって

                   

                  まるで来たときから着けてはったように馴染んで連れて帰ってくれはる・・

                   

                  そんな場面に何度も立ち会ってきました。

                   

                   

                   

                  仏さんだけやなくて

                   

                  アクセサリーも

                   

                  待っていてくれてはるひとがいはって

                   

                  そのひとに出会えたときに旅立って行くんやなぁって。

                   

                   

                  長くお手元で可愛がっていただいて

                   

                  より良いものに育てていただきたい

                   

                   

                  そして育ったコたちにまた再会させていただければ

                   

                   

                  作り手としてこんな幸せなことはありません。

                   

                   

                   

                  ブローチもたくさん彫りました。

                   

                  今回は色のある作品が多く華やかです。

                   

                   

                   

                  旅立つ先を見届けるのと

                   

                  旅立ったコたちに再会出来るのとを楽しみに

                   

                   

                  三日間大阪まで

                   

                  片道2時間かけて通います!

                   

                   

                   

                   

                  皆さんと楽しい時間をご一緒出来ますように

                   

                   

                  よろしくお願いいたします。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   


                  ブローチいろいろ

                  0

                     

                    今回の案内状は、バラとふくら雀のブローチです。

                     

                     

                     

                    それと同じ木で、こんな形のブローチも。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    使っているのは桂の板。

                     

                    ある作家さんに託された木です。

                    そのひとの元で長く眠っていたそうなので、もう50年以上前に板になった木やと思います。

                    よく乾いていて、きれいな木目で、とても彫りやすいお気に入りの材です。

                     

                    私の手元にやって来たのは15年ほど前。

                    バラやふくら雀などに少しずつ使って、半分くらいの長さになりました。

                     

                     

                    この木を託してくれはったひとは、もうこちら側にはおられません。

                    大切に使わせていただいています。

                     

                     

                    とても彫りやすい材なのですが、白太(しらた)の部分はやっぱり彫りにくくて。

                    でも思い入れのある材なので

                    なんとか使いたいなぁ〜どうしようかなぁ?と考えて、このデザインが生まれました。

                     

                    白太とは、木の皮に近い外側の部分です。

                    彫りにくいので、仏彫ではほぼ使っていませんでした。

                     

                     

                    ふわふわした彫り心地の白太は、ふくら雀の羽などの細かい彫りはし辛いけれど

                     

                    こういうザクッとした思い切りの良い刀使いなら大丈夫やんな、と。

                     

                    それに白太と赤身の境目も、模様として生きてくるし。

                     

                     

                    白太の部分を直線で切り落とし

                    大きいサイズの内にざっと鉋かけ。

                    その後鋸でなんとなくの形に切り出したら

                    一刀彫りのように鑿でざくざくと彫っていきます。

                     

                     

                    どう面取りするかは、そのときの感覚。

                    木の意見を聞きながら・・って感じで、

                     

                    あぁ、久しぶりのこの感覚の仕事、めっちゃ楽しい♪

                     

                     

                     

                     

                    その後の彩色も、そんな感じで

                     

                    ・・この形やったら、この色かな〜?って。

                     

                     

                    私は顔彩を使って彩色します。

                     

                    木への彩色は濃く塗ったつもりでも時間が経てば色が中に沈み込んで薄く感じるときもあるので、

                    何日かかけて様子を見ながら重ね塗りしていきます。

                     

                    重ねてしまったら微妙な色合いが変わって雰囲気変わってしまうよな、と思ったら色を重ねない木もあります。

                     

                     

                    下の木目も生かしながら

                     

                    ほんと、感覚なんで

                     

                    自分でもなんでこんな色使い?って思うものも。

                     

                     

                    まぁきっと、この形のこの色が似合うひとがどこかにいはるんやろう

                    だからこんなふうに引っ張られて作ってるんやろう

                     

                     

                    主導権はいつも木にあるので

                     

                    流れに任せて。

                     

                     

                     

                    今は色鮮やかでも

                    経年変化で色味は変わっていきます。

                     

                     

                    手元に15年ほど前に彫ったコが2つ残っています。

                     

                     

                    色は落ち着いて。

                     

                     

                    角がとれて、優しくなったなぁ。

                     

                    そんな印象です。

                     

                     

                    こんなふうに変わっていくことも受け入れて

                     

                    可愛がっていただければ嬉しいです。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     


                    バラの花が咲く

                    0

                      今、香合仏と並行して彫っているのは、バラのブローチ。

                       

                       

                      彫り上がって、彩色作業。

                       

                      まず下地として薄く、それから何度か色を重ねていく。

                       

                      お気に入りの作品やけれど、彫るのは10年ぶりくらい。

                      彩色をするのも久しぶり。

                       

                       

                      専攻は彫刻科やったけど

                      共通履修で水彩画も習ったし

                      修行時代に彩色部門の手伝いをしたこともあった。

                       

                      彩色筆は高校生のときに使っていたものを今も使っている。

                       

                       

                      木に色を塗るのは紙に塗るのとは勝手が違って

                       

                      木目の方向で吸い込み方が違うし

                      それも配慮しながら塗っていかなければいけない。

                       

                      このブローチでは葉っぱと花の境目に一番気を遣う。

                      色が滲んでしまわないように。

                       

                       

                      色は濃く塗ったつもりでも乾くと木に吸い込まれて薄くなるから

                      様子を見ながら何日かかけて重ね塗りをしていく。

                       

                       

                       

                      何種類かの赤で、少しずつ花の色を変えて。

                       

                       

                      使っているのは桂の木。

                       

                      軽くて、赤みの強い木で

                       

                      長く使っていると

                      彩色の色がだんだん沈んでいって

                      木の赤みがだんだん浮かび上がってきて

                       

                      良い感じに育っていく。

                       

                      白檀とはまた違う魅力。

                       

                       

                      ニットや帽子に着けて、寒い冬に花1輪。

                       

                       

                      12月9〜11日の個展で販売予定です。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       



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