永遠ってないと思っているけれど

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    ボケの花。今年はたくさん咲いてくれました。

     

     

    ふくふくにゃんこ展、追い込み中です。

     

     

    仕事しすぎて爪が痛い・・

    爪が丈夫になる食べ物ってないのかな?

    そう思いながら買い物が面倒で、今日も家にあるもので食事を済ませて。

     

    でも、ちゃんと作ってるんですよ。

    家にあるもので作るときの方が一生懸命考えて工夫するから

    美味しいものが出来たりもして。

     

    でも思いつきで作るから二度と作れへんことも。

    だから娘には

    「また食べたいって思ったら覚えといてな」って言うてます。

     

     

     

     

     

     

    爪は痛いけれど

    大好きなねこを彫っている時間は心穏やかで

     

     

    にゃんこの背中を整えながら

     

    ずっとこうやって彫っていられたらいいのになぁって思います。

     

     

    蓮の花びらを彫っているときも

    同じように思います。

     

     

    永遠にこの時間が続けばいいのに と。

     

    でもいつかは終わりがくるんですよね〜

     

     

    さくさくさくと

     

    自分の人生が終わってしまっていても

     

    それに気付かずに

     

    永遠に彫っていられたらいいのに

     

     

    そんなことを思いながら仕事をします。

     

     

    そんな夢を見ながら

    限りある時間、一生懸命仕事をします。

     

     

     

    どうか

     

    明日も元気に目が覚めて

     

    元気に仕事が出来ますように。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    個展の準備は

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      東京に飛び立つふくら雀たち。彩色の途中。

       

       

       

      個展まであと1ヶ月ちょっとです。

       

      だんだん余裕がなくなってきました〜

       

       

       

      準備は作品制作だけではないので

       

      展示に使う什器の準備、

      値札付け、箱作り、

      展示作品のリスト作成、

      ワークショップの準備・・などなど

       

      すべて一人で段取りします。

       

       

      着る服も考えます。

       

      久しぶりの長い出張、

      持って行ける数も限られる中でどうローテーションしようかな?って。

       

       

       

       

      私のアクセサリーを

      お守りと思って身に着けてくれはる方がおられますが

       

      大切なひとが織らはったこの服たちが

      私にとってのお守りです。

       

      大丈夫大丈夫、一人やない。

      軽くて温かい布を身に纏っていると

      守ってもらっているのを感じて頑張れます。

       

       

      私も誰かの支えになれるものを彫っていけるよう

      これからも精進していきたいです。

       

      まずは怪我無く東京へ!

       

       

       

       

       

       

       

       


      やわらかくやわらかく

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        ほんの少し前には「暑い暑い」と言っていたのに、急に涼しくなって。

         

         

        東京個展への準備中。

         

         

        持って行くまでに塗装の匂いが消えるようにと

        彩色や塗装が必要な作品は早めに仕上げる。

         

        白檀やケヤキは木地のままやけれど

        彩色するものや染木を使うものは色落ちや色移りがしないように塗装が必要。

         

         

        ふくら雀のブローチは最初は彫るつもりはなかったのだけれど

        ギャラリーのお庭に面した日だまりに飛ばしてみたくて。

         

         

        展示をイメージしながら、作品を揃えている。

         

         

         

        ひんやりしてきた仕事場の

        狭いスペースで木と向き合って

         

        「やわらかくやわらかく」と

        心の中で唱えながら刀を運ぶ。

         

         

        雀の羽根の1枚1枚

        やわらかい曲線に

         

         

         

         

        和つなぎの輪

        上から見ても横から見てもやわらかな曲線に

         

         

         

        このなめらかな曲線を生み出すのは根気のいる作業やけれど

        このやわらかさ、やさしさが

        木の魅力を引き出して

         

        持つひとの気持ちにもやわらかく寄り添ってくれると思うから

         

        この柔らかさがあってこそ

        私の作品やと思うから

         

         

        息を止めて丁寧に木を削る。

         

         

         

        このコたちには

         

        どんなご縁が待っているのかな。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        白檀でりん棒を彫る

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          夕暮れの奈良、猿沢の池。もうすぐ采女祭り。

           

           

           

           

          注文の仕事で、白檀でりん棒を彫った。

           

           

          木を選ぶ。

          目が合った端材を鋸で整えてから、鑿で削る。

          ずっしりと重たい材。香りも強い。

          大きな木くずから出る香りは、慣れてしまっている私でもわかるほど。

           

          突きであらかた形を整えたら

          今度は膝にのせて、もう少し細かく整える。

          まだ鑿のまま。

          もう少し整えてから彫刻刀に持ち替える。

           

           

          ろくろで挽いたらあっという間で

          形もきれいな円柱で

           

          最初はそれと同じ形にしようと思っていた。

           

          手で削るのは時間がかかるけど

          きれいな円柱にするのは出来ないことやない

           

           

          でも

          せっかく手で削るんやし

          きれいな円柱やない方が面白いんやないやろか?

          その方がもしかしたら当たる場所によって音に変化が出て、楽しんでいただけるかも。

          そんなふうに考えた。

           

          少しだけ正円やない形で

          でもちゃんと真っ直ぐ立てられるのも確認して

           

          癖のある木、

          刀を入れる向きをその都度変えながら丁寧に削って仕上げていく。

           

           

          大事なのは良く鳴らせられること。

          持ちやすいことと、

          振りやすいことと。

           

          自分のりんを鳴らして確認しながらの作業やけれど

           

          「おぉ〜!!」

           

          白檀でこの太さやと

          こんなにしっかり鳴るんやね。

          いつものりん棒と鳴り方が全然違う。

           

           

          きっと

          可愛がってもらえるやろう。

           

          しばらくは場に香りを広げながら

          やがて香りは薄れていくやろうけれど

          鳴らさはるのに手にとらはる度に艶が増して

           

          おりんと一緒に

          りん棒も育っていくんやろう。

           

           

           

          楽しい仕事をありがとうございました。

           

           

          自分用も彫りたくなってしもたなぁ。

          またいつか、彫れるといいな。

           

           

           

           

           

           

           

           


          いつか誰かが見るかもしれない

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            花びらを貼る蓮肉。こんなふうに「しべ」を彫る。

             

             

            貼ってしまったらほとんど見えなくなるけれど。

             

             

             

            私は今、修理の仕事は請けていないけれど

            修業先ではやっていたし

            父の仕事もたくさん見てきた。

             

            仏さんの修理も仏師の仕事。

             

             

            元の職人さんの技量に合わせて仕事をしなあかんから

            自分で一から彫るより難しいかも。

             

            刀の運び、刀目の大きさ、

            しっかり見て、似せて、どこを直したかわからへんようになるように修理をする。

             

            それは

            何百年も前の職人さんとつながる時間。

             

             

             

            私の仕事も

            もしかしたらずっと先で誰かが直さはることがあるかもしれない。

             

             

            そのときに

            「見えへんところも手ぇ抜かんときちんと仕事してはるなぁ」

             

            そう思ってもらえる仕事をいつも心がけている。

             

             

            長く彫った「しべ」は

             

            もう花びらで隠れてしまった。

             

             

             

             

             

             

             


            ただ彫りたいだけ

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              木を見るのが好き。

               

              ホームセンターやったり道の駅やったり

              出かけた先で材木を売っているコーナーがあれば必ず立ち寄る。

               

              でも見るだけで

              よっぽど心惹かれる材でなければ買うことはない。

               

               

              仕入れ・・ということは長らくしていない。

              家具を作るときに材を買いに行くことはあるけれど

              彫るための材はもう長いこと買いに行っていない。

               

               

              それは

              手元にある材を使ってやらないと、と思うから。

               

               

              最近

              「白檀はもうあきらめたけれど、染木は使い切って死にたい」

               

              そんなことを口にする度

              「いや〜無理でしょう〜」

              と、みんなに笑われる。

               

               

              私に近いひとたちは

              私がめっちゃ小さい端材も捨てずに使うのを知っていはるから

               

              そんなん使い切ろうと思ったらどんだけ彫らなあかんのですか!?っていう話で。

               

              そして一つの作品に何日もかかる訳で。

               

               

              白檀や染木だけやなくて

              楠やケヤキや

              自分で選んで連れて来た材

              他のひとから託された材

               

              残りの時間で出来るだけ多く

              素敵にかっこ良く彫り上げて、送り出してやりたい。

               

               

              だからこれ以上、木は増やせへんよなぁ〜・・

              そう思っていて。

               

               

               

               

               

              この下絵を描いたのも10年近く前のこと。

               

               

              指や爪が痛くても

              やっぱり彫りたい。

               

               

               

              これからも

              彫り続けていけますように。

               

               

               

               

               

               

               

               


              「これで良かった」最近やっとそう思えるようになりました

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                子供の頃

                母に聞かされた、私が産まれたときの話。

                 

                 

                私が産まれたのは午後3時過ぎ。

                 

                当時小学2年生だった姉は

                学校が終わってすぐ病院まで駆けつけてくれたそうで

                 

                でも父は

                「女の子やってがっかりして来てくれはらへんかったんや」・・と。

                 

                 

                何度か聞かされたその話

                今思えば父本人に言えない恨み言を子供の私に言うてはったんやろうけれど

                 

                そうなんや〜お父ちゃんがっかりしはったんや・・

                と、悲しい気持ちになったのを覚えている。

                 

                でも

                春には山にわらび採り、夏には川で魚釣り

                いろんな所に連れて行ってもらっていたし

                兄姉と年が離れて遅くに出来た私は、可愛がられている自覚があったし

                さみしい思いをしたことはなかった。

                 

                 

                そやけど「後を継ぐ」と言うときだけはいつも

                 

                「女には無理や」と返されるので

                 

                 

                「男に生まれたかった」

                 

                ずっとそう思っていた。

                 

                 

                 

                今は女の仏師さんもたくさんいはるけれど

                 

                あの頃はほんまにほとんど前例がなくて

                 

                 

                結局同じ道に入ることを許してくれたけれど

                「親子やったら甘くなるから他所行って修行してこい」と言われ

                 

                いざ弟子入り先を決めるとき

                父がある兄弟子さんに頼みに行ってやると言うてくれたけれど

                 

                「女やし嫌がられるやろうなぁ・・」と思った私は

                普段密におつき合いがあるわけでもないその方に

                父に頭を下げてもらうのが申し訳なくて

                すでにお世話になっていた先生にそのまま弟子入りをお願いする道を選んだ。

                 

                 

                私が男やったら

                父の勧めた職人さんの元に修行に行ったかもしれないし

                もしかしたら父の元で修行させてもらえてたのかもしれない

                 

                また違った道もあったかもしれないと思う。

                 

                 

                 

                 

                結果いろいろあって

                修業先は途中で辞めることになったけれど

                 

                しっかりした技術を叩き込んでもらえたことは今も感謝している。

                 

                 

                修業時代、女やから悔しい思いもたくさんしたけれど

                (もちろん悪いことばかりではなかったけれど)

                 

                逆に

                女やから出来ることは?って考えれるようになって

                 

                それが今の自分につながっている。

                 

                 

                 

                やっとここまで来て

                 

                「女で良かった」

                 

                そう思えるようになった。

                 

                 

                 

                ここから先は

                 

                女やから

                男やから

                 

                なんて考えずに

                 

                「私やから出来ること」

                 

                それを考えながら歩んでいこうと思う。

                 

                 

                 

                木と気持ち通わせながら

                 

                私にしか作れないものを

                 

                持つひとの気持ちを柔らかく出来るものを

                 

                 

                 

                ひとつでも多く送り出していけますように。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 


                あと少しもう少し

                0

                   

                  仏さまの仕事をしていると

                  「永遠に仕上がらへんのちゃうやろか?」と思う期間が、いつも訪れる。

                   

                  それはそれは苦しい時間やけれど

                  なんとかいつも乗り越えてきた。

                   

                  待ってくれてはるひとがいはるから

                   

                  これが私の仕事なんやから。

                   

                   

                   

                  今回もやっぱりしんどかった。

                  でも

                  それはいつもとは違うしんどさで

                   

                  見えない、だから進まない、という、今まで経験したことのないしんどさやった。

                   

                   

                  香合仏のお顔は2分。6ミリほどの大きさ。

                  目鼻を彫って

                  表情をつけていく。

                   

                  息を止める時間が長く続く。

                  首の後ろがきゅーっと締め付けられて苦しくなってくる。

                  時々顔を上げる。

                  身体を動かす。

                   

                   

                  「心の目で見るんや」と父は言っていたらしいけれど

                   

                  お父ちゃん、あかんわ。私、見えへんわ〜

                   

                  65歳まで眼鏡なしで彫っていた父のようにはいかへんなぁ。

                   

                  老眼鏡と拡大鏡越し、ホコリくらいの大きさで削り出される木屑は

                  肉眼やったらどれくらいの大きさに見えるんやろう?

                   

                  私も数年前までは、裸眼で彫れていたのになぁ。

                   

                   

                  気の遠くなるような細かい作業を

                  ゆっくり、ゆっくり、積み重ね

                   

                  やっと引っ張られる感覚になる。

                   

                  これが父の「心の目」に近いものかな?と思う。

                   

                   

                   

                  完璧を求めてるんやない

                   

                  ただきれいに整えて彫りたいんやない

                   

                   

                  木と私の気持ちが重なる所が着地点

                   

                   

                  仏さんにならはって

                   

                   

                  「もういいよ、もう行けるから」

                   

                  そう言ってもらえるまで

                   

                  その声が聞こえるまで

                   

                  あと少し。

                   

                   

                   

                  もう少しだけ、待っていてくださいね。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   


                  贈るひとの想いを込めて彫る

                  0

                    冷たい雨が降り続き

                     

                    「暑い」から「寒い」にいきなり変わって。

                     

                    「暑いししんどいなぁ、涼しなったらしようかなぁ〜」

                    そう思っていた事たちが手付かずのまま、どうしよう。

                     

                     

                    それはまぁ、置いといて

                    とにかく仕事。今はそれ以外のことを考える余裕がない。

                     

                     

                     

                    今、香合仏を仕上げているのだけれど

                    前回彫ったときよりもずいぶん目が悪くなっていて。

                     

                    ここ数年、

                    仏さまを彫るたびに眼鏡を作り替えてきたなぁ・・と思いながら

                     

                    その日の目の状態、仕事の内容によって

                    2種類の老眼鏡と2種類の拡大鏡、計4つの眼鏡を使い分けながら仕事をしている。

                     

                     

                    香合仏は細かい仕事やから、老眼鏡と拡大鏡のダブル掛け。

                     

                    手元にピントが合うと、置いてある刀にはピントが合わないから見えへんので

                    拡大鏡をずらして刀を選んで持ち替える。

                     

                    何十回も繰り返すその作業も目には負担で

                     

                    そして眼鏡の重みで耳や鼻が痛くなってくるので

                     

                    長時間続けての作業が難しくなってしまった。

                     

                     

                    以前やったら仏さまの仕事のときはそれだけに集中やったけれど

                     

                    目がしんどいので他の仕事と並行しながら彫るようになった。

                     

                    それはそれで

                    気持ちの切り替えが難しい。

                     

                    今度は気持ちを切り替えることに集中しなあかんようになった。

                     

                    う〜ん、難しいなぁ。

                     

                     

                     

                    ・・でも

                     

                    変わっていくことを諦めて受け入れて

                     

                    今のベストの形を考える

                     

                     

                    これからも彫り続けていくために。

                     

                     

                     

                     

                     

                    光背の小さな炎

                     

                    一日2センチほどしか進まへん。

                     

                    でも

                    刀が切れてへんわけではないし

                    眼鏡をかければ見えているし

                     

                    ゆっくりやけれど迷いはなく

                     

                     

                    「この小さな炎は、あのひとが娘さんを想う気持ち」

                     

                    彫っていてそんなふうに感じる。

                     

                     

                    大切なひとの幸せを願う火は

                     

                    きっとずっと消えることはない

                     

                     

                     

                     

                     

                    私の仕事は

                     

                    木と人との橋渡し。

                     

                     

                    受け止めた想いを木に込めて

                     

                    それが贈られたひとに伝わるように

                     

                     

                    少しずつ少しずつ

                     

                    一生懸命に木を削る。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     


                    はるかかなた

                    0

                      仏さまが仕上がった。

                       

                      長かった。今回も。

                       

                       

                      頑張ったと思う。やり切った。納得出来た。

                       

                       

                      途中で何度も手が止まった。

                      彫れへん・・と泣いた。

                       

                       

                      「無」になることの難しさ

                       

                      ひとりになってずいぶん時間が自由にはなったけれども

                      家事はやらへん訳にはいかへんし。

                       

                      他の仕事の段取りや

                      仕事以外のことや

                       

                       

                      まずは気持ちを整えること

                       

                      そこになかなかたどり着けずに。

                       

                       

                       

                      台座を彫っているときには

                      修行時代のことを思い出し

                       

                      この仕事やったら、何時間くらいで仕上げなあかんよな、と。

                       

                       

                      「速くきれいに」が求められる場所

                      ヒリヒリした空気

                       

                      今はひとり

                       

                      叱りつけるひともいないのに

                       

                      叩き込まれたあの感覚は今も脱けきることはなく、手の遅い自分を責めてしまう。

                       

                       

                      それでも仏さまを仕上げるときには

                      父の教えに従って

                       

                      だんだんと気持ちも落ち着いて。

                       

                       

                       

                      小さな左手1本に

                       

                      二日もかかっててどうすんねん。

                       

                       

                      でも

                       

                      やわらかく

                       

                      血の通っているような

                      触れればあたたかいような

                       

                      そんな指先に仕上がったときの嬉しさは

                       

                      自分を後押ししてくれる力になり

                       

                       

                       

                      求められているのは

                       

                      ただきれいで整った仕事ではない

                       

                       

                      私が求めているのも

                      そんな仕上がりではなくて

                       

                       

                      「思ってることに手がついて来るまで何年もかかる」

                       

                      父にそう言われていたけれど

                      何十年も・・って、かかりすぎやん。

                      向こうで呆れて見てはるやろうか。

                       

                       

                      自分の

                      実力以上のことを

                      自分に望んでいるのかもしれない。

                       

                      でも

                      頑張ってそこにたどり着きたい

                      思っているふうに仕上げたい

                       

                       

                      いつも途中で泣いてしまうのは

                      ひとりぼっちやと思い知らされるから。

                       

                       

                      大切なひとは、みんな向こう側

                      助言を求めることも

                      愚痴を聞いてもらうことも出来ない

                       

                       

                      泣いて凹んで底まで沈んで

                       

                      あきらめて、また彫り始める。

                       

                       

                      底を蹴って

                      光を目指す。

                       

                       

                      「納得出来るまで彫って」

                      そう言うて待ってくれてはるひとに喜んでもらいたい

                       

                       

                      乗り越えて、今日仕上がった仏さま。

                       

                       

                       

                       

                       

                      はるか彼方の光を目指して

                       

                      これからも道は続いていく。

                       

                       

                       

                       

                      明日は蓮を、見に行こう。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       



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