どこ見て歩く?

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    まだ寒いけれど

    日差しは春めいて来ましたね。

     

    制作と確定申告とに追われ

    またも余裕のない日々です。

     

     

    外出しない日が何日か続き

    パンと牛乳がなくなったら諦めて買い物に出ます。

     

     

    外を歩く時って

    どこ見て歩かはりますか?

     

     

    私は

    下を向いているか上を向いているかが多いです。

     

    下を向いている時は

    足元の植物

     

    上を向いている時は

    木や空や鳥

     

    それらを眺めながら

    歩いたり止まったりしています。

     

     

    数日見ない間に葉っぱが伸びたり花が咲いたり

     

    空の雲も

    その時々で形が違うし

     

     

    気持ちに余裕がないときほど

    そういうものたちを見て

    心落ち着けようとするみたいです(笑)

     

     

     

     

     

    今日はオオイヌノフグリの花を見つけました。

     

     

     

     

     

     

    仕事場では

    ひなまつりのときに買った桃の花が

     

    まだきれいに咲いてくれています。

     

     

     

     

     

     

     

     


    奈良駅から大和路快速で

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      JRの電車、奈良から大阪方面に乗っていると

      車窓から発掘現場が見える。

       

      それを見るのがいつも楽しみで。

       

       

       

      子供の頃から、考古学に興味があった。

       

      遺跡発掘のシリーズ本を

      図書館で何度も借りて、繰り返し読んだりして

       

      考古学の仕事に就きたいと思うくらい好きやった。

       

       

      思っていたけれど

      「でもな、私はお父ちゃんの後継がなあかんし」

       

      そう自分で打ち消してしまった。

       

      別に

      父に継いでくれと言われていた訳ではないのに。

       

      何なら

      「女には無理や」と言われていたくらいなのに。

       

       

      まぁ、考古学に興味を持ったのも父の影響で

       

      家には父が掘ってきた化石があったり

      宇治川で拾ってきた勾玉があったり

       

      一緒に山へ行けば

      地層の色の違う部分について話をしてくれたり。

       

       

       

      物心ついたときには

      父の後を継ぐと言っていた私だけれど

       

      「お兄ちゃんもお姉ちゃんも継がへんのやったら、私が継ぐ!」

       

      そう言ったのが記憶の始まりで

       

      そやから

      兄姉二人の内どちらかが「継ぐ」と言うていたら

      私は彫ってへんかったと思う。

       

       

      代々続いた家業やないし

       

      どうしても継がんならん仕事ではなかったのかもしれへん。

       

       

      でも

      幼い私は

       

      継ぐべき仕事やと思ったんやと思う。

       

       

      そう思ってしまったんやから仕方がないよなぁ

       

      長男長女関係なく

      思ってしまったもんが継げばいいんやから

       

       

       

      そんなことを思い出しながら

       

      発掘現場を

      いつもそんなふうに

       

      憧れとあきらめの気持ちで眺めながら

       

      これから彫りたいものを考えながら

       

       

      電車に乗っている私。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      仕事始めは蓮の花

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        あけましておめでとうございます。

         

         

        京都は雨の年末年始でした。

         

        北陸では大きな地震・・

        一日も早く、穏やかな日常が戻られることを祈ります。

         

         

         

        今年の仕事始めは蓮にしました。

         

        また新しい形にチャレンジです。

        明日、刃物を研いで

        今日整えた蓮肉にしべを彫ったら

        花びらを彫るのはもう少し先にして

         

        明後日からは別の仕事ですが

         

        今年は蓮の仕事がたくさん出来る年にしたいと思っています。

         

         

         

         

         

        新しい年が素晴らしい年となりますように。

         

        今年もよろしくお願いします。

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        2023年もあと少し

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          今年もあと少しですね。

           

          皆さんどんな1年を過ごされたのでしょうか。

           

           

          私は

          1月に友と30数年ぶりに再会

           

          春にはお互い「ソウルメイト」と思えるひととの出会い

           

          夏には若くてパワフルな人たちとつながって

          心地良い場所を得ることが出来ました。

           

          そして東京での数々のご縁

           

           

          人付き合いが苦手な私が

           

          ずいぶんたくさんのひとと

          幸せな気持ちでつながれた1年でした。

           

           

          ブログ、今月は珍しくたくさん書きました。

           

           

          文章を書くことは好きです。

          でも

          彫ることはもっと好きなので

           

          先月、先々月のように

          また書けない月もあると思います。

           

          来年ものんびりおつき合いいただければ嬉しいです。

           

           

           

          今年もお世話になりありがとうございました。

           

          来年は13年ぶりに「ふくふくにゃんこ展」を予定しています。

          お会い出来るのを楽しみに、年明けからまた頑張ります。

           

           

          どうぞ良いお年をお迎えください。

           

           

           

           

           

           

           

           

           


          Happy holidays って言うんですね

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            クリスマスですね。

             

            キリスト教徒以外の方へのあいさつに

            メリークリスマス!の代わりにハッピーホリデーズって使うんやって、今年初めて知りました。

             

             

             

            子供の頃

            クリスマスツリーやケーキの話をしていると

            父に

            「家は仏教やし関係ない」と言われたなぁと思い出します。

             

             

            でも

            他所からいただいたクリスマスツリーは飾らせてもらってたし

            ケーキも食べさせてもらってました。

             

            あの頃ケーキなんて、

            誕生日とクリスマスくらいしか買ってもらえへんかったから

            すっごい楽しみやったなぁ。

             

             

             

            もう一つ思い出すのが幼稚園のクリスマス。

             

            園に来てくれたサンタさん、私の父やったんですよ。

             

             

            でも、全然気がつかなくて

            その日家に帰ったら、幼稚園のおやつで出たのと同じクッキーの袋があって、

             

            なんでやろう?って思っていたら母が

             

            「幼稚園にサンタさん来たやろ?あれ、お父ちゃんやったんやで」って。

             

             

            あの日ね、

            サンタさんが来るのをみんなめちゃめちゃ楽しみにしていて。

            そしたら

            お弁当の時間が終わってお昼休みに、誰かが

            「サンタさん来た!!」って言って

            みんなで わぁ〜っ!って駆け出して。

             

            門を入って坂を下りてくる男のひとに駆け寄っていったんですよね〜

            体格の良い、スーツ姿のひとでした。

            今思えば業者さんか何かやと思います。

            「サンタさん!サンタさん!」って囲まれて、ちょっと困惑した顔してはったから。

             

             

            でも、そのひとがサンタさんやと思い込んでいたから

            午後からお遊戯室でみんなでサンタさんを迎えたときに

            自分の父やなんて全く思わなくて

             

            あれ?さっきのひとより細い気がするねんけど?

            って思ってたのは覚えてるんですけどね。

             

             

            幼稚園の卒園アルバムには

            サンタ姿の父の写真も載っています。

             

            帽子とひげの横顔

            笑ってる目元しか見えませんが、確かに父やなぁと。

             

             

             

             

            私も数年前に、サンタは卒業しました。

            一人なんで、ケーキも買わなくなりました。

             

            でも今年、

            娘があったかいマフラーをプレゼントしてくれました。

            思いがけず・・だったので、すごい嬉しかったです。

             

            頑張ってきて良かったなぁって思いました。

             

            今頑張っておられる方にも

            そう思える日がやってきますように。

             

             

            素敵な休日を!

             

             

             

             

             

             

             

             

             


            萬福寺のランタンフェスティバルへ

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              東京から帰ってきてから、

              けっこう慌ただしく動いていて。

               

               

              これ、もう一週間近く前の話になりますが

              黄檗山萬福寺のランタンフェスティバルも行って来ました。

               

               

               

              お彼岸に見たあのランタン、灯りがともったらどんなふうになるんやろう?

               

              ランタンフェスティバルの会期は10月からやったけれど

              個展前は忙しくて余裕がなくて

               

              無事終わって帰って来たら

              ご褒美で見に行こうと思っていたけれど

               

              帰って来てからも何やかやで忙しく

               

              慌てて最終日・・

               

               

               

              うわ〜っ、めっちゃきれい! やけど

              門の外まで並んではる!!

               

               

              日曜日やったし、暖かい日やったし・・

              っていうのもあったかもしれへんけれど

              思っていた以上に人が多くてびっくり。

               

               

              こんなことなら無理してでも、もう少し早くに来れば良かったなぁ〜

               

               

               

              人混みの向こうに、灯りのともったあのランタンが。

               

              「前売り券お持ちの方はそのままお進みくださ〜い」って、係のひとの声がする。

               

              近所のコンビニへ行って、前売り券買って来た方が並んで入るより早いやろうなぁ〜

               

              でも、入ってもめっちゃひと多そうやんなぁ〜・・

               

               

               

              で、結局入らずに帰って来ました。

               

               

              せっかく行ったのに、と思わはるかもしれませんが

               

              近所やし出来ることですよねぇ。

               

              遠くから楽しみに見に来られた方は、そんなことしはらへんやろうけれど。

               

               

              「また来年」とつぶやきながら

               

              (来年もやってくれはるかどうかはわかりませんが)

               

               

               

               

               

               

              口元だけしか見られませんでしたが、とてもきれいでした。

               

              境内はもっと華やかやったんでしょうね。

               

              夜のお堂も見てみたかったけれど、人混みは苦手なので

               

               

              来年ももしあるのなら、もう少し日を選んで再チャレンジしたいです。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               


              秋の日暮れに

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                金木犀が香り始めて

                ハナミズキの葉っぱや実が赤くなって

                 

                季節が進んでいるのを感じます。

                 

                 

                 

                寒くなってきた途端に

                去年の傷が痛み始めました。

                仕事をしているときは集中しているから気にならないんですよ。

                 

                買い物に出かけようと歩き出すと疼いたり

                仕事以外の日常生活のときに痛みます。

                痛いのかなんかったら、ずっと彫ってろ言うことやろか?

                 

                さすがにそれは無理なので、痛い指先をさすりながら用事をこなしています。

                 

                 

                個展の会期がだんだん近づいてきているので

                週末帰って来る娘が別れ際に

                「怪我せんように気ぃつけてな!なんかあったらすぐ連絡するんやで!」

                そう念を押すようになりました。

                 

                母、信用ないです(笑)

                まぁ、前科があるので仕方ないですよね。

                 

                 

                怪我なく一日彫れること

                朝、元気に目が覚めること

                 

                ありがたいことやなぁと最近すごく思います。

                 

                 

                 

                「今日もまた 息をしていた 目がさめた」

                 

                父が残したノートにあった言葉。

                 

                一度、三途の川を渡りかけて戻って来た経験のあるひとやから

                それに

                戦争も経験してたひとやから

                 

                元気に目が覚めることは当たり前ではないと知っていたのかなと思います。

                 

                いつか必ず

                 

                どんな形であれ終わりは来るんですもんね。

                 

                 

                 

                父の言葉を心の中で唱えながら

                 

                朝は

                元気に目が覚めたことに感謝して

                 

                夜は

                元気に怪我無く一日仕事が出来たことに感謝して

                 

                明日も元気に目が覚めますように

                と願います。

                 

                 

                 

                 

                日が暮れて寒くなってきて

                指先がうずき始めました。

                 

                このあと仕事をして、痛みを吹き飛ばそうと思います!

                 

                 

                今夜はお地蔵さんと向き合います。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 


                お彼岸に蓮の花

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                  23日、お墓参りに行った帰りに黄檗山萬福寺に寄ってみた。

                   

                  お墓から萬福寺は歩いて10分ほど。

                  放生池の蓮、今はどんな感じかな?と思って。

                   

                   

                  門の前まで行って、驚いた。

                  なにやら様子が違う。

                  あぁそうか、今年もランタンフェスティバルやらはるんや。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  門をくぐって

                  池の方を見ると

                   

                   

                  鯉と蓮の花。池の周りにも虫や花が飾り付けられていて、不思議な感じに。

                   

                   

                   

                   

                  でも、何より驚いたのはまだ本物の蓮の蕾があったこと。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  思いがけず蓮の花に出逢えて、幸せな時間。

                   

                   

                   

                   

                   

                   


                  9月になりましたね

                  0

                    先日、奈良で食べたかき氷。 きれいで美味しくて、幸せでした♪

                     

                     

                     

                     

                    まだまだ暑いですね。

                     

                    でも蝉の声もほとんど聞こえなくなって。

                     

                    11月の東京個展に向けて、忙しく動いています。

                     

                     

                     

                    「ワークショップをしましょうか」という話が出ていて

                     

                    せっかくなら他では出来ないようなことをしてもらおうかな、と。

                     

                     

                    聞香や匂い袋を作る・・っていうのはよくあるけれど

                     

                    香木を削って香りを楽しむっていうのはないんとちゃうやろか?

                     

                     

                    ・・なんてことをオーナーさんと二人で考えています。

                     

                     

                    いろいろ決まったら、その都度お知らせしていきますね〜!

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     


                    ねことの時間

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                      ずいぶん前から行きたかった場所へ、やっと行って来ました。

                       

                       

                       

                       

                       

                      縁側にねこ、よく似合う。

                       

                       

                       

                      そしてだんだん、とけていく。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      子猫たちは反応が良いから、たくさん遊んでくれるし

                       

                       

                       

                       

                       

                      カレーも甘味も美味しいし。

                       

                       

                       

                       

                       

                      お店のスタッフねこと、ご縁を待つねこと、

                      入り混じってたくさんのねこたち。

                       

                      初対面同士も多いのに

                      スタッフさんと、ねこと、お客さんと、一体感のある空間。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      こんなにたくさんのねこを触ったのは初めてかも。

                       

                      大吉はほんまにつるっとした触り心地やったんやなぁと、改めて思う。

                      あの触り心地のねこには出逢えていない。

                       

                       

                       

                       

                      次に行ったときには、お家が決まってもういないコもいるやろう。

                       

                      どうか幸せに、と、背中を撫でる。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       



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