長く使っている砥石桶
砥石桶を二重にした。
砥石は乾いていると使えないので、水を張った桶に常に浸した状態にしてある。
ずっと使っている砥石桶は
仕事場に借りた家に私らの前に住んではったひとが残していかはった洗面器で
父が「これ使え」と。
私が17のときの話やから・・37年かぁ〜
プラスチックって劣化するよなぁ?
ぼちぼち危ないんちゃうやろか?
気づかない間にヒビが入って水漏れしても困るし
持ち上げた瞬間に「バキッ」となって
砥石を落として割ったり周りの木や道具を水浸しにしたらもっと困るし
そうなる前に二重にしておこうと思って。
二重にせんでも新しいのに替えたらいいんちゃう?
と思わはるかもしれないけれど
長く一緒にいたから愛着があって
壊れたらあきらめるけれど
今はまだ使っていたい。
父と一緒に買いに行った仕上げ砥石もずいぶん薄くなった。
何年か前に半分に割れてしまって
今は2本になって。
桶を乗せているこれは、父が針金ハンガーで作ってくれたもの。
上の曲がっている部分に刷毛を引っかけてぶら下げる。
良ぉ考えられているよなぁ〜と今も感心する。
長く
大切に使う
これも
父から学んだ
大切なこと。