5月6月は、毎年ささゆりとアゲハ蝶の幼虫を見守りながら過ごす時季。
癒しの時間のはずが、今年は様子が違って・・
毎回繰り広げられるアゲハ蝶との攻防戦
今年の蝶はガッツがあって、何度追い払ってもひらりひらりと舞い戻ってくる。
根負けした結果、産み付けられたたくさんの卵
ちびっこ達の数を数えながら
「葉っぱ足りるやろか?」とハラハラドキドキの日々。
「ちっとも癒やしやないやん〜(泣)」
そう思いながら見守った2本の木、6匹と16匹の幼虫たち。
ほぼ葉っぱを食べ尽くして
それでも順番に木を降りてさなぎになって
「なんとかいけたな」と安心した矢先にまたちびっこが!
6匹の方の木に1匹だけ、小さな幼虫を発見して、漂う絶望感・・
でも
こっちの木は少し葉っぱが残りそうやしなんとかなるかな?と思っていたら
先の6匹が予想以上に長く木に留まってしまって
毎朝起きてはベランダに出て、数を確認
「まだいるやん〜、もういいやろ?早く降りてよ〜」
そう声をかけること数日、
葉っぱはほぼ食べ尽くされて・・
6匹が移動してくれてから
ちょこっとだけ残っている葉っぱを食べながら育っていく1匹。
小さい内は1枚の葉っぱで何日も過ごせるから大丈夫なんやけれど
大きくなると1日に何枚もの葉っぱをもりもり食べる。
大きくなるまでに新芽が出てくれたらいいんやけどなぁ
でも
木もせっかく新芽を出してすぐ食べられるの可哀想やんなぁ
そんなことを考えながら見守る日々が続き
実は
だいぶ前に選定した枝をもしもの時の為に捨てずに花瓶に挿していて
いよいよ葉っぱがなくなって、その枝の出番になって
ペットボトルになみなみ水を入れて枝を移し
植木鉢の横、葉っぱが木に触れるように設置する。
こっちに移ってくれるといいんやけどなぁ〜
翌日、枝に移ってくれているのを見つけてひと安心。
でも
たぶん足りないよなぁ、まぁ、とりあえず様子見ながら考えよう。
ゆっくりゆっくり
まるで秋の終わりの冬越しするさなぎになる蝶のように
あまり動かず少しずつ食べて
なかなか大きくならない幼虫
緑に変化してしばらくはすごく痩せていて
「大丈夫?!」って心配になるくらいで。
まるで
この一枝しか食べるもんがないとわかっているようで
先の幼虫たちがすべて蝶になって飛び立っていってもまだゆっくりと
ひと月以上の時間をかけて
あぁ、もりもり食べ出したな、でもまだ身体が小さいからもう少しやろうな
残る葉っぱは2枚になって
あれを食べたら
新芽が出て葉っぱが茂りだしたもう1本の木に移してやろう
そう思っていたタイミングでその枝を降りることなくさなぎになる体勢になり
翌日にはさなぎになって
長かった不安な日々がやっと終わった。
今はさなぎを見守っているところ。
羽化して飛び立ってくれてやっと終了やから。
さすがにくたびれた。
ささゆりの花が終わって、次はネジバナ。