ねこのお下がり

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      ふくふくにゃんこの後ろ姿。 何を相談しているんやろ?
     

    ウチには仏壇はないんやけど、仕事場には父の写真がかざってあって、
    ときどきお花を飾って、
    美味しいお茶を入れたときや、初物を手にいれたときなどにはお供えをしている。

    お下がりをよばれるとき、
    「仏さんのお下がりよばれたら賢くなるんやで」 と、娘に言いきかせてきた。
    多分、自分もそう言われて育ったんやろう、自然と出る言葉。

    大吉が逝ってしまったあと、ねこのお供えコーナーも出来た。

    亡くなってすぐのとき、写真をかざるのは辛すぎたので、娘が描いた大吉の絵をかざった。

    その前に花を置いて、お水、それから好物やったもの。

    もう6年たつけど、その習慣は続いていて、今もお弁当の卵焼きの切れ端なんかを供えている。

    ・・・人間の食べ物は、ほんまは良くないんやけど、
    大吉は卵焼きや、生クリームのケーキとかが大好きで、いつもちょこっとだけもらっていた。
    ケーキのまわりのフィルムについたクリームなんか、涙流して喜んでなめていた。

    自由奔放に、22年半、生きた大ちゃん。

    で、供えたお下がりを食べるとき、

    仏さんのお下がりは賢くなるけど、ねこのお下がりは・・?  と考えて・・・

    足が速くなる!」


    大吉はかけっこが得意やった。

    いつも後ろから追っかけてきて、ぴゃーーっと追いぬいて、
    振り返って得意そうな顔で私を見つめていた。

    お下がりのおかげかどうかはわからないけど、
    娘は高校3年の最後の体育祭まで、リレーの選手に選ばれていた。(陸上部所属は中学までやったのに)


    今も、四足で全速力で 私の横を駆け抜けていく大吉のことを、鮮明に思い出す。
    実家の前は、舗装されていない砂利道で、
    「肉球痛ないん!?」 って、いつも思ってた。


    パソコン画面から顔を上げると、絵のなかの大吉が見下ろしている。


    また、かけっこ出来るといいね。

    でも早くまためぐり会わへんと、私が歳とって走れなくなりそうやな






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