染木のアクセサリー

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    少し前に電車に乗ったとき、車内を見わたして思った。

    「暗い色した服のひとばっかりやなぁ〜」

     

    寒い季節になるとそう感じる。

    「京都は特にそうや」って、他から引っ越してきはったひとに聞いたこともある。

     

     

    差し色になるような、アクセサリーを・・と思って作った新作は、染木の和つなぎⓇ。

     

    この木は、昔一緒に仕事をしていた木工作家さんに分けてもらったもの。

    色を塗っているんやなくて、

    木が山に生えているときに根元から染料を吸わせて、中から染め上げている。

     

    何年もかけて色を吸わせた木を切り出して、

    材木にして仕事しておられた方が亡くならはったときに、

    その作家さんが分けてもらわはった貴重な木。

    その貴重な染木を私にも分けてくれはった。

    だから私も、大切に大切に、

    小さな端材も捨てることなく作品として生まれ変わらせる。

     

     

    この1センチにも満たない端材は、イヤリングやピアスのパーツに。

     

    ピンバイスで穴を開け、

    鋸の挽き痕を彫刻刀で削ってきれいにして、

    角は面取りして。

    指がつりそうになる作業が続く。

     

     

    以前は、きれいな四角や長方形にしなあかんと思っていた。

     

    形を揃える、きれいに整えて同じような形に彫る・・修行時代に叩き込まれていることで、

    そうすることが当たり前やと思っていた。

    でもあるときお店をやってる友達に、不揃いの方が味があって面白いなんてことを言われて、

    そういう世界もあるんやなぁと。

     

    淡水パールがいろんな形のように、

    形にとらわれることなく、

    でも仕上げの処理は手を抜くことなく。

    可愛く生まれ変わらせて、16日からのギャルリ・サンクさんでの展示会に連れて行こうと。

     

     

    人とのご縁も、木とのご縁も、同じように大切なもの。

    私の手元に来てくれたこの木を大切に仕上げて、

    大切にしてくれるひとの元へ、送り出したい。

     

     

     

     

     

     

     


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