寝ても覚めても
仏さまを仕上げているせいか、最近、父がよく夢に出てくる。
脳梗塞する前の、元気やった頃の姿で、大きな声でいろいろ話しかけてくる。
たいがい、一緒に仕事している夢。
昨日も彫っていて、「あれ?私、すごいきれいな観音さんの手見たんやけど・・どこで見たんやっけ?」って考えたら、夢の中で見たんやった
このところ、現実と夢の境目があいまいになっている。
寝ても覚めても彫っている・・って感じやなぁ。
実際今も父が生きていたとしたら、あんなふうに一緒に仕事できたんやろうか?
なんでも「自分で考えてみ」 と言って、答えをくれることがほとんどなかったお父ちゃん。
この世ではほとんど一緒に仕事できひんかった。
あちらに渡って、20年近く経って、
やっとこさ観音さまを彫り出した娘に、ちょっかいかけに出てきてくれてるんやろうか。
でも、30年ほど前に、父の彫った観音さまの絵を描くときに、
「どうせ描くんやったら割り図にしとけ」と言って、図面を教えてくれたことがあって。
それは、身幅や手の位置、腰の位置など、全部わかるようになった図面で、
「これさえあったら彫れるんや」 って。
今回の仕事、その図面のおかげで迷いなく進めることができた。
「やっと役にたったな」と、笑われてるような気がする。
あと、不思議なんやけど、こんなに寒い毎日なのに、(仕事場もだいたい13度くらい)
観音さま彫ってると、身体があったかくなってくる。
仏さまを彫るっていうことは、
特別なことなんやなぁ、と感じてしまう。
さあ、夢で見たふくよかでしなやかな指先に、仕上げられるやろうか。
木くずに埋もれて、今日も頑張ります。
脳梗塞する前の、元気やった頃の姿で、大きな声でいろいろ話しかけてくる。
たいがい、一緒に仕事している夢。
昨日も彫っていて、「あれ?私、すごいきれいな観音さんの手見たんやけど・・どこで見たんやっけ?」って考えたら、夢の中で見たんやった
このところ、現実と夢の境目があいまいになっている。
寝ても覚めても彫っている・・って感じやなぁ。
実際今も父が生きていたとしたら、あんなふうに一緒に仕事できたんやろうか?
なんでも「自分で考えてみ」 と言って、答えをくれることがほとんどなかったお父ちゃん。
この世ではほとんど一緒に仕事できひんかった。
あちらに渡って、20年近く経って、
やっとこさ観音さまを彫り出した娘に、ちょっかいかけに出てきてくれてるんやろうか。
でも、30年ほど前に、父の彫った観音さまの絵を描くときに、
「どうせ描くんやったら割り図にしとけ」と言って、図面を教えてくれたことがあって。
それは、身幅や手の位置、腰の位置など、全部わかるようになった図面で、
「これさえあったら彫れるんや」 って。
今回の仕事、その図面のおかげで迷いなく進めることができた。
「やっと役にたったな」と、笑われてるような気がする。
あと、不思議なんやけど、こんなに寒い毎日なのに、(仕事場もだいたい13度くらい)
観音さま彫ってると、身体があったかくなってくる。
仏さまを彫るっていうことは、
特別なことなんやなぁ、と感じてしまう。
さあ、夢で見たふくよかでしなやかな指先に、仕上げられるやろうか。
木くずに埋もれて、今日も頑張ります。
- 2014.12.14 Sunday
- 仕事
- 13:17
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- by けっち