久しぶりに行きました、お稲荷さん。
お札を返して、新しくしないと・・と思いながら、なかなか行けなくて。
最近観光客に大人気やけど、私にとってはお参りする場所。今も昔も変わらない。
スニーカー履いて、水、タオル持参。
お山のてっぺんまで行くのはけっこう良い運動になるので、しっかり準備して。
あんがい「上まであがったことがない」と言う友達が多くて、
「じゃあ、今度一緒に♪」と言っているので、今日は時間も測っておこうかと。
子供の頃、元旦にお稲荷さん登って初日の出を見る・・っていうのがウチの唯一の家族行事で、
朝早起きして、電車に乗って、まだ暗い中お稲荷さんにお参りした。
誰かが起きれなかったり、
お天気が悪かったり、
家族5人揃って、日の出を見れたことが何度あっただろう?
多分ほとんどなかったやろうなぁ〜。
でも、最後の階段でしんどくなって、兄が手をつないでくれたその感触や、
ご来光に向かって父が打つ柏手(かしわで)の音など、今も鮮明に覚えている。
ただ、今は、「あれ、もう上、着いたんや」って感じるようになった。
幼い頃、小さい歩幅で登った階段。
今は苦も無く登れる道。 でも、やがて登るのがつらくなる日がくる道。
そんなことを考えながら、観光客の間をすり抜けて階段を上がっていく。
お山の中ほど、四辻からの眺め。下にくぐってきた鳥居が見える。
ここまでで本殿から25分ほど。 岩場で少し休んで、上を目指す。
四辻から右と左に道が別れるけど、ウチは昔から左のコース。
しばらくはゆるやかに下ったり上ったりになる。
ここまで来ると人も少なく、立ち止まって聞こえるのは風の音と、自分の心臓の音。
鳥居が朽ちて、なくなって、
お山の上の方は、まばらになっている。
鳥居に刻んである奉納年月日も、ほとんど「平成」のもの。
ほんの少し残っている「昭和」のものは、木が丈夫やったんやろう。
こんなに上まで鳥居を運び上げるのも、大変な作業やんなぁ。
最後しばらく階段が続いて、てっぺんの上の社まで四辻から15分ほど。
そこから中の社、下の社とお参りしながら下りて、四辻に戻る。
たくさんお参りするとこがあるけれど、人によって立ち寄る神様は違うと思う。
私も子供の頃から寄らせてもらってるルートで、今も変わらずお参りしている。
本殿まで戻ってきて、1時間10分ほど。新しいお札を授けてもらって帰路につく。
お正月でもお祭りでもないのに、屋台がたくさん出ているのにびっくりした!!
お土産物屋さんも賑わっている。
汗だくになったけど身体は軽くなって、
心も少しすっきりして。
新緑と鳥居の朱がきれいやったなぁ〜。
次は友達と。