お不動さまのご真言
ぐらぐらっと地震で揺れたときや、怖い夢を見たときに、とっさに口にするのは不動明王のご真言。
「おまえのお守り本尊はお不動さんやから、ご真言覚えとけ」と父に言われたのは、多分小学校の高学年の頃。
生まれ年の干支によって、お守り本尊の仏さまがそれぞれおられて、酉年の私は不動明王さま。
真言の書いてある本を渡されて、
「・・・なんでお不動さんのご真言だけこんなに長いの〜!?」と思ったっけ。
それでも頑張ってなんとか覚えて、
それからはどこかのお寺でお不動さんにお会いするたび、ご真言を唱えながらお参りするようになった。
子供の頃、父の仕事場で何度も手にとった本があった。
お不動さんばっかり載ってはる1冊の本。タイトルは「不動の怒」
自分のお守り本尊のお不動さんがたくさんの、その本が大好きやった。
今、私の仕事場にあるその本が、淡交社さん発行だと気付いたのは今日のこと。
発行されたのは昭和44年!! 私が生まれたその年に、父はその本を手に入れた。
そして月日は流れて、ご縁がつながって、私は淡交社さんとお仕事させていただけることになった。
不思議やね。
仕事場の、写真の父がいつもより笑った気がした。
淡交社さんの和雑貨オンラインショップhanareで、
白檀材のアクセサリーをお取り扱いしていただいています。
よろしければご覧ください。
- 2015.11.29 Sunday
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- 17:29
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- by けっち