お盆ですね。
長い盆休みの方と、関係なくお仕事されてる方と。
私の周りは、お仕事の方が多いかな?私も変わらず仕事です。
それでも、昨日は実家へ行って来ました。
夕方、娘と一緒にお墓に行って、その後実家へ。
母と娘と三人で迎え火を焚くのが、毎年のお盆の過ごし方。
今年は娘はバイトで、実家で合流の予定。
「そろそろ出かけようかな〜」と思っていたタイミングで雷が鳴り・・
空は真っ暗。えっ?降るの?どうしよう!?
降るとなったらとんでもなく降る最近の天気。
それに雷のときに外にいるのはやっぱり怖い。(家の中やと眺めて見ているくせに)
様子を見てると娘からメールが。市内中心部は土砂降りで動けないらしい。
その雨が流れてくるか・・? が結局、あまり降らずに青空が戻ってきた。
もうお墓に行くには遅いけど、母の所には行こうかな。もう迎え火焚いてしもたやろか?
・・電話すると出ない。
えっ!?この時間やったらいるはずなのに、まさか熱中症で倒れてる!?
とりあえず急いで実家へ。
灯りがついてるのが見えた。良かった!大丈夫そうや。
「お母ちゃん〜!いる〜?」声をかけると返事があった。
「今帰って来たとこや」あんまり暑くて、日中買い物に出かけられなかったらしい。
確かに生命にかかわる暑さやからなぁ〜とりあえず無事でいてくれて良かったと、ひと安心。
今年は二人で迎え火を焚く。
ウチはいつも白檀の木くずを焚いて父を迎える。
削りたての木くずを持ってきたので、よく燃える。
煙が通りへと流れていく。りんを鳴らす。白檀の香りと一緒に、りんの音も流れていく。
帰って来はったかな?猫3匹連れて。
あと何年、ここでこうやってお迎えできるんやろうなぁ・・ふと思う。
家の中では、仏壇の前で提灯の灯りがゆっくりと回っている。
「足が痛くて植木の水やりが出来ひん」と母が言うので、代わりに水やりをする。
私の家の辺りは少し降ったけど、こっちは降ってなかったみたい。
じょうろに水を汲んで、何度も階段を上がり下りする。
小学生のとき、夏休みのお手伝いに「植木の水やり」って書いてたなぁと思い出す。
あの頃はもっとたくさん、鉢があった。
父の盆栽、ずいぶん減った。仕方ない。あれからずいぶん時が流れた。
夕飯を食べながらあれこれ話をしている内に、娘も到着。
いつものお盆。
小さかった娘は大人になって、
もともと小柄な母は会う度痩せて小さくなって。
それでも三人で変わらず笑い合う。
あと何回?
そんなことを考えながらも、いつもと変わらず迎えられたことに安堵して、
そして今日はいつものように兄夫婦が訪ねてくれて、
母が喜んでいるんやろうなと思いながら、仕事をしている。
変わらないことなんてない。
少しずつ、いつか失うことへの気持ちの準備をしながら、日々生きていく。
そんな歳になったんやなぁ〜と思いながら。