ふらりと伏見へ

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    納品に出かけた帰りにちょっと寄り道。

     

    決まった休みはなく、普段は家にこもって仕事をしている私は、

    外回りの仕事に出かけたときに少し息抜きをする。

     

     

     

    今日は伏見へ。久しぶりに御香宮さんにお詣り。

     

     

     

     

     

     

     

    ソメイヨシノはまだ蕾やけど、本殿の裏手に咲いている桜が。

     

     

     

     

     

    灯籠の裏側にハートを発見。今までまったく気がつかへんかった。

     

     

     

    ぶらぶらと酒蔵の辺りを歩く。お酒のいい匂い!

     

     

     

    桜にはまだ少し早いけど、水辺を歩くのは気持ちいい。

     

    でも、柳の木が・・去年の台風のせいやろか?

     

     

    枝葉も少なく、つっかえ棒をしてもらって・・「また元気に育ってな」と、思わず声をかける。

     

     

    長建寺さんのしだれ桜は満開で。

     

     

    今年もきれいに咲いてくれてて、見に来ることが出来て、良かった。

     

     

     

     

     


    待っていてくださいね

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      あちこちで桜の開花宣言が出始めたけれど、北向きの仕事部屋はまだ寒くて、

      暖房をつけながら仕事している。

       

      刃物を研ぎ上げて

      「さぁ仕上げるぞ!」

      と思っても、握った刀が切れへんときがある。

      2分から4分までの切り出し刀が10本くらい。

      「あかん、切れへん」

      と順番に取り替えて握って削って・・

      全部が全部、納得いく切れ味のときはそうそうあるわけやないけれど、

      全滅のときは思わずため息が出る。

       

      自分でも気がつけへんくらいの不調が研ぎに出る。

      難儀な仕事やなぁって思う。

       

      「切れへん」って言うてもまったく切れへんわけやない。

      ただ、作品の最終仕上げで求める切れ味は、十分やなくて十二分。

      削った面が濡れたように光る、刃物が木に吸い付くような切れ味が私は欲しい。

       

      気合い入れて研いだはずなのに、何でやろう?って考える。

      考えながら、十分の切れ味で出来る工程の別の仕事に切り替えたりするときもある。

      いろいろ考えながら、

      試しながら、

      また気持ちを整えていく。

      そしてまた研いでみる。

       

      「こんなもんでいいわ」っていう仕事は出来ないので。

       

       

      たくさんいただいている注文の品を、順番に彫る日々が続いている。

      今までは直接受けた注文は、その方のことを思い浮かべながら彫ってきた。

      ただ、申し訳ないことに12月16日以降に受けた注文の方は、

      ほとんどの方がお顔とお名前が一致しない。

      それでも皆さん楽しみに待ってくれてはるやろうから、ひとつひとつ丁寧に仕上げていく。

       

      逆にお顔が浮かぶのは、注文をお受け出来なかった方たちで・・

       

      あまりの注文の数に対応しきれないと判断してオーダーストップをかけた後に、

      ギャラリーにお越しいただいた方・・

       

       

      私が彫っているものは

      仏さんやったり、

      アクセサリーでもお守り的な意味合いのあるものやったりするので、

      必要とされる方の想いも深い。

      だからお受け出来なかったことがとても悔しい。

       

      あのときはもう限界やったから、お断りするしかなかった。

      でも、

      「私は生きている限り彫り続けるので、またお会いしましょうね」とお伝えした。

      次は手にしていただきたい。

      だから、気持ち整えて彫っていくしかない。

       

       

      ひとつひとつみんな行き先が違って、

      それぞれの方にとってたったひとつの存在になるもので。

       

      私にとってはどの木もみんな大事で愛おしい存在やから、

      最高の仕上がりで待っていてくれてはる人の所へ送り出してやりたいと思う。

       

      今お受けしている分を送り出した後には、

      次のご縁が待っている。

       

      気持ちも身体も健やかに、

      しっかり彫り続けていかへんと。

       

       

      長時間座りっぱなしで膝が限界やったので、あぐらクッションをついに導入。

       

       

      しっかり丁寧に仕上げていく。

       

      どんなに仕事が忙しくなっても、

      それはぶれたらあかんこと。

       

       

      だから、

      待っていてくださいね。

       

       

       


      夢が叶って糸島の「のび工房」さんへ

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         十数年ぶりの博多駅。

         

         

        前回訪れたときは福岡三越での催事。仕事での訪問やった。

         

        今回は旅行で。仕事以外で遠出するなんて、ほんまに久しぶり!

         

         

        目的地は糸島。

        京都・哲学の道から移転しはった「のび工房」さんへ。

         

        娘が小学生の頃、哲学の道にあった「洗心」というお店に作品を置いてもらっていて、

        お店の手伝いにも行っていた。

        その洗心と近かったのがのび工房さんで、その頃からのおつき合い。

         

        私が洗心でお店番をしている間に娘はのびさんの猫に会いに行くことも多く、

        ずいぶんとお世話になった。

         

        のびさん姉妹は私の憧れのひと。

        たくさんの猫たちと暮らすお家を建てて、たくさんの素敵な作品を作りながら活躍されている。

        出身地の九州に戻られて6年。

        いつか訪ねたいと思っていた夢がやっと叶った。

         

         

        ストーブの前に集合している猫たち。

        再会のコが3匹、初めましてのコが3匹の計6匹。

        まったりと猫と過ごす時間のなんて幸せなこと。

         

        小学生やった娘も成人して、一緒にお酒が呑めるようになった。

        久しぶりの再会に、

        ゆっくりといろいろな話をしながら、楽しい時間を過ごさせてもらった。

         

         

        そして海や山の素晴らしい景色。

         

         

         

         

         

         

         

         菜の花畑の上を歩くなんてことも初めて!

         

         

         

         

        買い物に連れて行ってもらった産直市場には見たこともない野菜や、

        びっくりするほど大きないちごが。

        重たいのにいろいろと買い込んでしまった(笑)

         

         

        売っているものが皆、原材料名がとてもシンプルで。

         

         

        自宅に帰って美味しいパンを食べながら、もう遠くなった昨日のことを思い出している。

         

         

        しっかりと呼吸が出来る暮らしやなぁと思った。

        お二人への憧れと尊敬の念がますます強くなったし、私も頑張ろうと思った。

         

         

        そしてやっぱり、

        猫のいる暮らしはいいなぁと。

         

        猫と一緒に眠ったなんて、何十年ぶりやったかなぁ。

        またこんな時間が過ごせるように、頑張って仕事していこう。

         

         

         

         

         

         

         


        春の訪れ

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          遅れ込んでいた大きな仕事が仕上がって、ひと区切りついた。

           

          次は確定申告をやっつけて、それから順番に注文の品に取りかかる。

           

          3月もきっと、あっという間なんやろうなぁ。

           

           

           

           

          JR桃山駅の彼岸桜が、早くも満開やった。

           

           


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