また来年も・・と。

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    台風過ぎて、また厳しい暑さ。

    それでも先週くらいから風が変わって、少し楽になったなぁと感じる。

     

    ここからここまでがお盆休み!と決まっている暮らしやないけれど、

    息抜きしながら、仕事しながら、の日々。

     

     

    梅小路公園の夕焼け。きれいやった。

     

     

     

    13日の午後はいつものように、お墓参り。

    その後実家に行って、母と娘と三人で迎え火を焚く。

    25回目のお盆。

    今年も変わらず三人で迎えられたことを、ありがたく思う。

     

     

     

    今年のむかご。

     

    お盆で帰ってきている父のお膳に。

    好きやったように、わさび醤油で。

     

    母がちゃんとしてくれてるんやけれど、

    私の所にも寄ってくれていると信じて、必ず一度、お膳を準備する。

     

     

    今日16日、京都は五山の送り火で、

    みんな、帰っていかはった。

     

    「また来年」

    変わらず迎えられたらいいのに・・と思う。

    迎えられますように、と祈る。

     

    当たり前に繰り返していることが

    そうではなくなる日がいつかはやって来る。

     

     

    いろんなことに、言えること。

     

    だからひとつひとつ、大切に。

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    ベランダのみかんの木

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      アゲハ蝶の幼虫に食べられた分を補うように、出て来た新芽。

       

      「えらいもんやなぁ〜」といつも感心する。

       

       

      文句言うこともなく(もしかしたら言うてるかもしれへんけど)

      ただ与え続け、

      そして黙ってまた葉を拡げる。

       

      この強さ、私にあるやろか?

      いや、あらへんなぁ。

       

       

      植物は強い。

      強くてきれい。

      根元に少し肥料を入れて、「ありがとう、お疲れさん」と声をかける。

       

      今、ベランダのどこか人目につかへん所でサナギになっているはずのあのコも、

      暑さに負けずに無事に巣立ってと願う。

       

       

       

      京都の夏は暑い。

      今年もクーラーのない仕事場で頑張っている私。

      仕事は山積み、バテてなんかいられへん。

       

      強くなりたい。

      あの木のように。

       

       

       


      7月の空へ

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        日中ずっと鳴いていた蝉が、やっと鳴き止んだ。

         

        今日も暑かった。

        でも熱中症にもならず、一日頑張れた。

         

         

         

         

        白檀の木は堅いので、

        押し負けてなぐりが出ぇへんように、刀を押す右手の親指に力を込める。

        外側のカーブより、内側のカーブの方が難しい。

        逆正(さかまさ)の変わり目に段がつかへんように、

        何度ももらい合いを繰り返しながら、柔らかく刀を運ぶ。

         

         

        仕事場で、りんを鳴らして手を合わす。

         

        どうか安らかにと、ただ祈る。

         

         


        彫りたいものは何ですか?

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          今年見た蓮たちです。7日の早朝、見に行って来ました。

           

           

           

           

          初めての種類にたくさん出逢えました。

           

           

           

           

           

          散りたての花の美しさに魅せられました。

           

           

           

           

           

          「こんなふうに彫りたいなぁ」と、作り手目線で眺める花と。

           

           

           

           

          ただただ「可愛い、きれい!」で眺める花と。

           

           

           

           

          「また蓮が彫りたいなぁ」

          そう、強く思いました。

           

           

           

           


          木とハイタッチ

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            蒸し暑く、早くも熱中症になりそうな毎日ですね。

             

            制作、ご連絡、発送と、日々頑張っています。

             

             

            電話をかけるのはやっぱり苦手でしんどい作業ですが、

            「楽しみに待っていました!」

            と言っていただくと気持ちも和みます。

            また、お礼のメールや手紙も励みになります。

            ありがとうございます。

             

             

            私は箱につめる作業のときに、一つ一つの作品に必ず

            「いってらっしゃい」

            と声をかけます。

             

            「可愛がってもらいや〜」と、

            「後は任せたで!」という両方の気持ちを込めて。

             

             

            私の作品は、

            仏さまはもちろんのこと

            アクセサリーであっても、

            お守り的な存在として求められる方がたくさんおられます。

             

            例えば、

            ピアスをご愛用いただいている方が

            「『今日も守ってね』と毎朝つけたときに声をかけるのよ」

            と言ってくださったり。

             

            触れることで気持ちが落ち着く・・

            それは、私の力ではなく木の力やと思っています。

             

             

            私がいつも心がけているのは、

            「自分勝手に仕事をしない」ということで、

            木と相談しながら、それぞれの木の力、魅力が一番発揮出来る形に作り上げていくということです。

             

            だから大きさや木目を見て、その木に一番適した形に作り上げていきますし、

            削られている木が気持ちいいようにしっかり刃物も研ぎます。

             

            「何になりたい」という木の気持ちも大切に、仕事をしているつもりです。

            二人(?木やけど)の共同作業なのです。

             

            だから、

            手にされたときの喜んでくれてはるお顔だったり、

            「一生大切にします」の言葉だったり、

            とても嬉しくて、

            その木と「やったね!」とハイタッチしているような気持ちになります(笑)

             

             

            私は、精一杯のことをして送り出しました。

             

            あとはその木が、

             

            ご縁があった方の元で

            嬉しいときも悲しいときも、

            そっと寄り添う存在であってほしい。

            その方にとって、心安らぐ、気持ち華やぐ、

            プラスになれる存在であり続けて欲しい。

             

            そう思い続けています。

             

             

            まだまだお待ちいただいている方がたくさんおられます。

            これからも木と気持ち通わせながら、

            ひとつひとつ丁寧に仕事をして送り出していきたいと思います。

             

             

             

             

             


            ねじ花咲いた

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              ささゆりの根元から出ていた葉っぱ。

              「株別れしたのかな?」と思っていた。

               

              花房がついているのに気がついたのは、ほんの数日前。

              これはもしかしたら・・?と思っていたら、やっぱり。

               

               

              咲いてくれたのは小さなピンク色の花たち。

              「ねじ花」やった。

               

               

              父が好きやった花。

              家にあったけど、絶やしてしまった花。

               

               

               

               

              人は、

              死んだらどこへいくんやろう?

               

              あのすごいものを彫り出す手はもうないのに、

              「自分で考えてみ」と言って、がははと笑う目も口もないのに、

               

              いつも私が弱っているときに絶妙のタイミングで何かを仕掛けてくるあのひとは、

              いったいどこにいるんやろう?

               

               

              「頑張れよ」と笑っている顔が見えるようで、

              頑張らなあかんなぁ・・と気持ちを整える。

               

              いつも守ってくれて、

              ありがとう。

               

              お父ちゃんの分も、彫っていきます。

               

               

               

               

               

               


              お知らせとお願い

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                お久しぶりです。

                 

                すいません、気持ちに余裕がなくて。

                でも、お知らせしなければならないことがあるので久々に書いています。

                 

                 

                お取引先に顔を出すと、

                「ネックレスは置いてないですか?」とのお問い合わせがあるとお聞きします。

                 

                和つなぎネックレスは、お店での販売は今のところありません。

                 

                以前ブログでもお伝えしていますが、今年は注文分だけで精一杯です。

                10年ほど前までは置いてもらっているお店がありましたが、

                最近は個展での販売と、注文制作のみとしていました。

                新規の注文も今は受け付けておりません。

                 

                注文分を送り出した後、これからのことを考えていきます。

                また決まったことはお知らせしていきますので、気長に待っていていただけないでしょうか。

                 

                 

                それからもうひとつ。

                私は、電話がとても苦手です。

                 

                取るのも苦手ですが、かけるのはもっと苦手です。

                「今忙しいんちゃうやろか?」とか

                「電車乗ってはったり、車の運転中やないかな?」とか、

                いろんなことを考えてしまいます。

                 

                なので問い合わせ・ご注文は、HPからメールでのみお受けするという形をとっています。

                (今現在はご注文はお受けしておりません)

                メールは文章が残りますし、言い間違え、聞き間違えも少ないと思います。

                 

                そういう形をとっていますが、昨年12月16日にギャラリーでそうお伝えした際に

                「インターネットをしない者はどうしたらいいのですか?」というお声があり、

                急遽その場でご注文をお受けしました。

                 

                たくさん並んでご注文くださった方の中には、インターネットをされていてこのブログを読んでくださっている方もおられるのでは・・と思います。なので書かせていただきます。

                 

                今、「出来上がりました」の電話をかけさせていただくことが、私にとって大きな負担になっています。

                皆さん楽しみに待ってくださっているのはありがたいことなのですが、

                本当に電話が苦手なんです。

                なので「今日は電話をかける日!」と決めて、気合いを入れて何人か続けて連絡させていただいています。

                そしてその日はもう、仕事は手につきません。

                 

                気持ちを整えるのにまた時間がかかるのです。

                 

                そのような状態ですので、携帯電話の番号をお伝えいただいている方にはCメールで連絡させていただいています。

                細かく確認事項がある方は、その後お電話させていただいています。

                どうかご了承ください。

                 

                 

                お地蔵さんや和つなぎネックレスに使っている白檀は、堅い木です。

                続けて彫ると、腕や指に負担がかかり、痛めてしまいます。

                痛む腕や指と、早くお渡しせねばと焦る気持ちと・・

                 

                なかなか厳しい状況の中、日々頑張って制作しております。

                きっちり仕上げてご連絡させていただきますので、

                待っていていただけますでしょうか。

                 

                よろしくお願いいたします。

                 

                 

                 

                 

                 


                随心院での出会い、如意輪観音さま

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                  世間では10連休の最終日。痛めている指を休ませたくて、思いきって外出してきた。

                   

                  向かった先は随心院。春期京都非公開文化財特別公開の最終日。

                   

                   

                   

                   

                  子供の頃から何度も訪れているけれど、本堂にお参りした記憶がない。

                  小野小町の化粧の井戸や、梅園の記憶だけ。

                  「初めまして」の気持ちでお参りさせてもらう。

                   

                  中に入ると、随所で説明してくれはる人がおられて、

                  興味深くお話を聞きながら奥へと進んでいく。

                   

                  お庭に面した所は撮影OKとのことで撮らせてもらうけれど、ついつい資料写真ばかりになってしまった。

                   

                   

                   

                  「こんな唐草彫ってみたいなぁ」と。

                   

                   

                  その後本堂の中へ。

                  たくさん並んでおられる人の列について、内陣にお参りする。

                  中心の御本尊のお厨子、

                  開いた扉の陰になりすぐ傍にいくまで仏さまのお姿は見られない。

                  傍までいって驚いた。

                   

                  想像以上に大きな如意輪観音さま。

                  涼やかな目元に、均整のとれたお身体。

                  指先のこなしに思わず感嘆の声がもれる。

                  特に足指、見とれてしまった。

                   

                  あまりにも素晴らしい仏さまに心奪われ、

                  その後見た襖絵は頭に入ってこなかった。

                   

                   

                  あまりちゃんと下調べせずに、ふらりと訪れた今日。

                  手を伸ばせば届きそうな距離で、お会いすることが出来て幸せやった。

                   

                  普段訪れても扉は閉まっていて、

                  もし開いていても内陣まで入れることはないとのこと。

                   

                  今日来られてほんまに良かった。

                  ・・父は見たことあったんやろうか?

                  ふと思った。実家からそれほど遠くないこのお寺、一緒に訪れたことも何度かあった。

                  見てなかったんやったら、見せてあげたかったなぁ。

                  出来れば一緒に、見たかったなぁ。

                   

                   

                  仏さんを彫ることは、とても苦しい。

                  私にとっては、

                  とてもとても苦しい作業になる。

                   

                  それでも、

                  素晴らしい仏さんに出会う度に思ってしまう。

                  「こんなふうに彫りたいなぁ」って。

                   

                  自分の腕の未熟さをもどかしく思いながら、

                  それでも必死に、

                  これからも彫っていくんやろうな。

                   

                  ほんまに苦しいのに、やっぱり彫りたいって思ってしまう自分にあきれながら。

                   

                  「お父ちゃんの娘やから、仕方ないわ」って、

                  諦めながら。

                   

                   

                   

                   


                  7年目のスタート

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                    昨日、「平成」から「令和」のタイミングで50歳になりました。

                     

                     

                    長年かけ持ちしていた仕事を辞めて、木彫一本で再スタートをきったのが44歳の誕生日。

                     

                    朝起きて、

                    「もう出勤しなくていいんや!一日中家で彫ってられるんや!!」

                    と、めっちゃ嬉しかったのを覚えています。

                     

                    あれから丸6年が経ちました。

                     

                    彫ることは得意でも、お商売は苦手で、

                    しんどいこともたくさんありました。

                     

                    くじけそうになって、求人誌のページをめくったことも、何度もありました。

                     

                    「彫り続けてほしい」

                    そう言ってくれはったひとたちに支えられて、ここまで来ました。

                     

                     

                    今までの人生、

                    どこかのタイミングで

                    ひとつでも違う決断をしていたら、

                    今、周りにいてくれてはるひとには出逢えていないし、

                    これからつながっていくご縁もなかったやろうし。

                     

                    いろんなことに感謝しながら、

                    これからも彫り続けていきたいと思います。

                     

                     

                     

                    昨日は娘がお祝いしてくれました。

                     

                     

                     

                    「百歳まで彫るぞ〜!」なんて言うてる私やけれど、実際にはどうなることやら。

                    自分の残り時間も意識しながら、出来るだけのことをやっていくしかないなぁと。

                     

                     

                    これからも

                    彫られる木の気持ち、

                    使われる道具の気持ちを大切にしながら、

                    自分勝手にならへんように仕事を進めていきたいです。

                     

                    手元にある木が、みんな幸せになれますように。

                    この木たちを持つひとも、みんな幸せになれますように。

                     

                    すべて彫りきって、送り出して人生の幕を閉じられますように(笑)

                     

                     

                     

                     

                     


                    4月から5月へ

                    0

                      ゴールデンウイークが始まりましたね。

                      10連休の方もおられるようですが我が家は関係なく、通常通りの日々です。

                      間に誕生日があるので、その日は休もうかなぁ、

                      でも多分、その日も短時間でも仕事するんやろうなぁ。

                       

                      決まった休みはないし、毎日長時間勤務やけれど、

                      自分の段取りで仕事が出来るのは自由で幸せなことやなぁと思います。

                       

                       

                      月が替わって、元号も替わって・・の、いつもとは違う世間の空気ですが、

                      ひとつひとつ丁寧に仕事するということは、変わることなく続いていきます。

                      いつも通りにこれからも、精進していきたいと思います。

                       

                       

                      今年もささゆりが元気に育っています。



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