私の見ている景色を伝えたい

0

    彫っていて時々思うこと。

    自分の目がカメラになっていて、彫っている手元が撮影出来たら面白いやろうに・・

     

    子供の頃、仕事している父の手元を飽きずに眺めていた。

    木を削る音、木くずを払い飛ばす父の息づかい。ただ木くずに触れているだけでも楽しかった。

    こんなん見るの好きなひとやったら、きっと楽しいやろうになぁと思う。

     

    今、5月の個展のDM作製に取りかかっていて、彫っている手元の写真を使うことにした。

    で、私のイメージしている写真は、私の目線のアングル。

    難しいよなぁと思っていたら、

    娘が背後にまわって、私の顔の前にカメラを構えて撮ってくれた。

     

    娘やからこそ、撮れる写真。

    何枚か撮ってもらったけど、最初の1枚が一番良くて、

    夜やったから「もう一度昼間に撮って」ってお願いしてたら翌日指を切って(笑)

    「これはもう、あの写真でいいやろ、ってことなんかなぁ」と二人で話してたんやけど、

    まぁ、撮ってみよかと絆創膏外して。

     

    でもやっぱり、最初の1枚が一番良かった。

    その写真で作っていこうと思う。

     

    娘がいてくれて良かった。

     

     

     


    おかえりなさい

    0

       日だまりでまったり。

       

       

      今日は3日ぶりに外に出た。

      娘は大学の友達と2泊3日で旅行中。

      「いってらっしゃ〜い」と送り出した日から玄関のチェーンも外すことなく・・

      今日出かけへんかったら、帰って来た娘が家に入れなくてショックを受けるとこやった(笑)

       

      どうしてるんかなぁ?と思わないわけではない。

      けど、

      ウチの母娘には、SNSではつながらないという暗黙のルールがある。

       

      私の場合は設定とかでわからへんことがあると娘に助けてもらうけど、

      お互いの投稿を見ることはない。

      このブログも、娘は母が時々自分をネタにして書いていることは知っているけれど、読んではいないと思う。

       

      身内やからこそ、知らんでもいいこともあると思う。きっと、お互いに。

       

       

      娘がいなくて一人でも、

      トーストとコーヒーで朝ご飯食べるし、掃除して洗濯して、それから仕事するし、

      やってることは別段変わらへん。

      話し相手はいぃひんけどなぁ。

       

      キリになるまで・・と仕事して、夜9時頃に「あかん、もう食べな!」と慌てて晩ご飯を作って食べる。

      この間木彫教室の生徒さんが言うてはった言葉を思い出す。

      「彫ってると他のことしたくなくなる」

      そう、夢中でやってるとすぐ時間経っちゃうんですよね〜。

      ずっと彫ってたいけど、「ご飯作らないと」とか「洗濯取り入れないと」とか、いろいろ段取りがあって、

      家族がいはるとどうしても自分の自由にならないこと、たくさんあると思う。

      私も娘が小さい頃はそうやったなぁ〜。

      大変でもあるけど、幸せな不自由でもあるのかも。

       

       

      今は、数日間の不在ならお互い連絡を取り合うこともなく・・

      今晩、娘は帰って来る。

      「お土産あるしな〜」って、夕方メールがきてた。

      母も仕事頑張ってたで。

      玄関のにゃんこランプ灯して、待ってるよ。

       

       

       

       

       


      鋸挽く時間

      0

          一昨日、昨日と木出しの作業が続いている。

         

        アクセサリーは端材で作る。

        観音さまや阿弥陀さまになれる大きさの木を、アクセサリー用に細かく挽くことはない。

        まず、仏さんの本体と台座、光背。次に1寸のお地蔵さんの木取り。

        私がずっと彫り続けている1寸のお地蔵さんは厚みが6分(2センチ弱)必要。

        和つなぎⓇネックレスなどに必要な厚みはその半分。

        長さも厚みも限られた手持ちの材木で、優先順位を決めて木を選んでいく。

         

        割れが入っているものはそれを避けて、どこまでの深さで入っているかも見極めながらの作業。

        何時間も鋸(ノコギリ)を挽く。

        「機械で挽いたら一瞬なんやろうなぁ」と思うときもある。

        そしたら挽いている時間を彫る時間にまわせるやんなぁ。

        でも、大変やけどこの時間は嫌いやない。

        なんか、木と話しているように感じる時間やから。

        鋸も何本か使い分けながら、「目立てしなあかんよなぁ」とも思いながら。

         

        最近はホームセンターで替刃の鋸を売っているのをよく見かける。

        切れなくなったら刃を取り替えてそれでおしまい?刃も使い捨て?

        う〜ん、なんか私にはしっくりきぃひん。

        ウチの鋸は父が使っていたもの。

        手入れをしながら、長く、大切に使う・・私にとってはそれが当たり前。

        便利や手軽が悪いとは思わへんけど、

        なにもかもがスピードアップしていく世の中にはついていけへんなぁ。

         

        今日も家にこもって仕事。

        人と話さず、

        木や道具と話ながら。

         

         

         


        手を見て思う

        0

          洗濯物を干していたら指先に引っかかる・・

          「なんでやろう?」と見てみたら、人差し指の爪の際がパックリ切れていた。

           

          仕事場で掃除機かけるときに、刃物をたくさん移動させた。そのときに切ったんやろうか。

          切れ味がいいから、ちょっと擦っただけでもスッパリ切れる。

          でも、痛くなかったし、血も出ぇへんかったし、気がつかへんかった。

           

          私の右手親指と人差し指の指先は、皮が分厚くなっていて、ちょっとぐらい切っても出血しない。

          左利きなので、道具は左手で持つ。

          右手には彫っている木、小さいものやと親指と人差し指2本で挟んで持って固定する。

          ぎゅっと力を込める。

          白檀などの堅い木やと、尖った角が食い込んで痛いときもある。

          木が小さすぎてどうしても指先に刃先が当たって、無数に細かい傷がつくときもある。

           

          そんな日々の繰り返しで、お風呂に長時間入っても、ふやけてシワにならへん指先を手に入れた。

           

           

          職種によって、いろんな手があると思う。

          日に焼けてたり、

          いっぱいマメが出来てたり、

          白くてスッと整ってたり・・

          お仕事してる手って、みんなかっこいいと思う。

           

          自分の手を見るとき、

          まったく同じ大きさやった父の手のひらを思い出す。

          大きさは一緒やけど、あの手にはまだまだ遠い。

           

           

           


          初午の日に

          0

             今日は初午。伏見のお稲荷さんへお詣りに。

             

            近年外国人観光客に人気・・とのことで、今日も観光の人とお詣りの人が入り乱れている。

            記念撮影をしている観光の人たちをすり抜けるように、本殿に向かう。

            ここ何年かお正月には外されている鈴も、今日は下がっていて普通にお詣り出来た。

             

            「志るしの杉」を納札所に納め、新しく授けてもらう。

            今年のお多福さんは、ウィンクしてはるようなお顔やった。

            一年家で過ごしていただく。手を合わせ、日々、頑張っていく。

             

            自分に気合いを入れる、初午の日のお詣り。

             

             

             


            春を待つ

            0

              暦の上では「立春」だった昨日、ものすごく寒くて風も強くて・・

              今日も引き続きの寒さで、凍えた手を小さなオイルヒーターで温めながら、仕事しています。

              電気座布団も使っていて、

              木くずがいっぱい付いてしまうので布を被せて、

              その上に小さな座布団をひいておしりの位置を少し高くして(あぐらをかいてずっと座っているので膝の負担を軽減しようと)

              膝掛け2枚重ねの状態で彫っています。

               

              時々小さい座布団と電気座布団の間に手を突っ込んで暖を取ろうとするのですが、

              電気座布団がどんどん冷えていく・・(笑)

              自分の手の冷気が文明の道具に勝ってしまうという悲しい状況に、思わずひとりで笑ってしまいます。

               

               

               それでもカランコエの蕾も少しずつ色付いて

               

              「もう少し、もう少し」と自分に言い聞かせながら、過ごしています。

               

               

              インフルエンザ、風邪、流行っているみたいですね。

              ウチの娘もインフルエンザではなかったけど、先週39度の熱を出していました。

               

              皆さまお身体ご自愛ください。

               

               

               

              JUGEMテーマ:日常

               

               

               

               


              動き出した時間

              0

                 きれいな木目。 欅のアクセサリートレー。

                 

                 

                今年に入って、何年も仕上げずに置いてあったものになぜだか目がいって。

                 

                このトレーもそう。

                彫り出しの足付きにしようと思って、中側から彫り始めたけど外の形が定まらなくなって・・

                手が進まずに中途半端で止まったまま、小さな木たちを入れて仕事場で使っていた。

                それがなんだか急に彫りたくなって、

                彫り始めたらサクサク進んで、あっという間に形になっていく。

                何年も置いてあったから木もよく乾いて、最初に取りかかったときよりもずっと軽い力で彫れる。

                 

                時が満ちて、形が定まったんやろうなぁ。

                ということは、待っているひとが出来たということかな?

                 

                いつも、

                「このコはどんなひとの所にいくんやろうなぁ」と思って仕事をしている。

                私の役目は、「人」と「木」の橋渡し。

                きっとこの木目に心奪われるひとがいてはるんやわ。

                この木の魅力が一番溢れ出る姿に仕上げてあげへんと。

                 

                 

                この木と誰かが出逢う瞬間に立ち会えるのを楽しみにしながら、

                動き出した木の時間に、刃物を持つ手を添えていく。

                 

                 

                 

                 


                寒さ厳しく

                0

                   

                   今朝、地面に霜柱が!! 霜柱なんか見たの何年ぶりやろう・・

                   

                  私が子供の頃は、氷が張ったり霜柱が立ったり・・は珍しいことではなかったし、

                  「水道凍って水が出ぇへん」なんて朝の台所で母が困っていたのも何度か覚えがある。

                   

                  ふと思い出したのが、小学校5、6年生のときのこと。

                  毎朝裸足で運動場走らされてたなぁ〜。

                   

                  そのときの担任の先生が「根性をつけさせるため」って言う理由で、

                  毎朝登校してきた子から順番に予鈴が鳴るまで走るように指導してはって。

                  寒い寒い冬の朝でも、もちろん裸足で。

                  素足で霜柱踏んだジャリッ!っていう感触をふと思い出した。

                   

                  今やったらそんなことさせられたら問題になるんやろうなぁ。

                  でもあの頃は「厳しくて良い先生」って、保護者には人気の先生やったなぁ。

                   

                   

                   仕事は今こんな感じで、これは髪留め用のパーツ。

                   

                   

                   ブローチ用のにゃんこたち。

                   

                  私は数もんの仕事(たくさん数を作る仕事)でも型紙を作らないものが多くて、

                  木を見て話をして形作っていくので、みんな少しずつ違っている。

                   

                  手元にある木がすべて仏さんになれるわけではない。

                  だから私は、いろんなものを彫る。

                  たくさんある木っ端たちを片付けながら、

                  「これは蓮の花びら、これはねこ」なんて仕分けていくけれど、

                  それは私以外のひとにはわからへんことで・・

                  だから「急げ急げ!!」と彫り進む。

                   

                  手元にある木を、みんな送り出してやれたらいいなぁ。

                   

                   

                  今日の仕事場は、12℃から室温が上がらず・・

                  でも外でお仕事してはる人はもっと大変やろうし、

                  めっちゃ雪降って大変な所もいっぱいあるし。

                  いっぱい着込んで頑張ろう。

                   

                  明日もたくさん彫れますように。

                   

                   

                   

                   


                  ねこにまみれて

                  0

                    ねこを彫っている手を止めて顔を上げると、目の前には十数匹のねこ。

                    左側の棚の上にも、彫りかけと、仕上がったのと・・

                     

                     

                    昨年12月から、ねこ、ねこ、ねこ・・

                    今年の課題は、数を揃えること。

                    でも数もんの仕事が苦手な私は、くたびれてきたら違うシリーズに移行しながら頑張って数を増やしている。

                    今はブローチ作製中。

                     

                    狭い仕事場では、そろそろ並べるスペースがなくなってきた。

                    でも、広いギャラリーに並べて思い描く展示にするには、まだまだ足りない・・

                     

                    とりあえずの目標は100匹。

                    もう少しねこまみれの日々が続く。

                     

                     

                     

                    JUGEMテーマ:日常

                     


                    今日出会ったのは

                    0

                      寒波が来るというので、家の中に避難させたコたち。去年はうっかり凍らせてしまったので・・

                       

                       

                      寒い!!から出かけたくないけれど、

                      寒い仕事場で座りっぱなしで仕事しているのは身体に悪いと思うので、まだ最近は頑張って歩きに行っている。

                       

                       

                       

                       

                       澄み切った空気の中、鮮やかな紅。思わずウォーキングの足を止める。

                       

                       見事に透かしの入ったホオズキたち。

                       

                       なんてきれいなんやろう。

                       

                       

                       ふくふくのにゃんこ。

                       

                       

                       日だまりやと少しはあったかいやんな。でも寒いねぇ〜。

                       

                       

                       

                       寒いときほど目を惹く色たち。元気をもらって、また仕事。

                       

                       

                       

                      JUGEMテーマ:日常

                       

                       

                       

                       

                       



                      calendar

                      S M T W T F S
                         1234
                      567891011
                      12131415161718
                      19202122232425
                      262728293031 
                      << August 2018 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      • おりんを包み込む蓮の花
                        setsu
                      • おりんを包み込む蓮の花
                        corin
                      • つながる思い
                        setsu
                      • つながる思い
                        Sayoko
                      • 黒檀の蓮華
                        setsu
                      • 黒檀の蓮華
                        rico
                      • 白い花
                        setsu
                      • 白い花
                        マリ
                      • 雨降り
                        setsu
                      • 雨降り
                        マリ

                      recommend

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM