めっちゃ見てる〜!!

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    たくさんのふくふくにゃんこ 達。

    来週には旅立っていきます。


    伝えたいもの

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       ものをつくる時、手に持った感触、握りしめた感じにこだわってしまうのはなんでやろう。

      もともと仏さんという、さわれなくなってしまうものを、彫っていたから?

      お寺や仏壇に納まってしまわはると、さわることの出来なくなる仏像は、
      彫る時も手垢がつかないように、白生地に包んで仕上げをする。


      それもあるけど、もっと昔・・・

      子供の頃、おもちゃ箱には、父の彫ったうさぎが入っていた。

      ままごと道具の中に、本物そっくりの、栗が混じっていた。


      それがどれほど贅沢なことなのか、
      気づいたのはずいぶん後になってから。


      でも、そのしあわせな記憶が、今、いっぱいさわれる作品へとつながっているんだと思う。

      手垢がついても、傷がいっても、それも思い出。

      ちなみにウチのうさぎは、クレヨンでらくがきされてます

      この間遊びに来てくれた兄貴がうさぎを見て、「なつかし〜!!」と言ってたから、私だけじゃなく、兄妹三人お世話になってたみたい。

      意識してなくても、
      やわらかな感触はきっとこころに沁み込んで、残っていきます。


      そんなしあわせを、伝えられたら。

      空から猫が、降ってくる・・

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        こ・こ・ろ、猫バージョンです。


        この土壇場にきて、空から雪が降ってくるかのように、猫がどんどん降ってきます。
        あれもこれもと欲張っても、一日は24時間、調子にのって彫ってると、
        「あかんで〜」と古傷が痛み出します
        ぼちぼち、でも精一杯。
        あぁ、猫に埋もれそう・・・


        個展のお知らせ

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           11月ですね。今、頭の中には猫がいっぱい、仕事場にも猫がいっぱいです。

          今月17日から23日まで、ふくふくにゃんこ展を開催します。
          場所は町家ギャラリーricoさん(京都市北区紫竹下竹殿町41)
          11:00から19:00まで(最終日18:00まで)

          さわり心地にこだわったにゃんこ達が並びます。
          是非お越し下さいね。

          家の香り

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             今、玄関を開けると楠の香りが満ち溢れている。

            ふくふくにゃんこ展に向けて、ざくざくと楠の木を彫り進めているから。


            子供の頃、家に来たひとがみんな、「いいにおいがするなあ〜!」と言うてはった。

            父が彫る、白檀の香り。

            でも私ら家族にはわからなかった。
            だってそれが家のにおいだから。

            白檀のにおいのする家で生まれて、育って。
            その家を離れて、

            今、私の家で、木が香る。


            やっぱり白檀だと、自分はわからないんだけどね。

            でも、家に来てくれたひとにはわかるのかな。

            古いつきあいの友達なら、
            「懐かしいにおいやなあ〜」って、言ってくれるかも。

            家は変わったけど、

            つながってるよ

            木も人も。

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               今彫っているかつらの木がすごく堅くて、
              今まで彫ってきたかつらの木はみんな、やわらかかったから、
              こんなかつらもあるんだなぁ・・と。
              一体、どんな所に生えていたんだろう。


              木も生き物だから、人と同じで個性があるし、同じものはひとつもない。
              どこかで葉をひろげ、風にそよいでいた木が、
              切り倒されて、材木にされて、
              縁あって、私の手元にたどり着いた。

              だから、小さなかけらも大切に彫らしてもらいたいと思う。

              堅いもやわらかいも、木目も活かして、
              その木の良いところが引き出せるものに仕上げてあげたい。

              昔父に、
              「木に慣れるんじゃなくて、木になってしまえ」って言われた。

              なかなか難しいけどね。

              人の気持ちだけじゃなくて、
              木の気持ちにも寄り添う仕事がしたいなぁ。

              いつもそう思って、頑張ってます。

              大吉という名の猫

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                 そのコに出会ったのは高校2年の時。

                スケッチで外に出かけていた西洋画科の生徒が、
                二条大橋の下で段ボールに入れられた捨て猫を見つけて、学校に拾って来た。
                その中の一匹が“大吉”だった。

                猫を飼っている友達が、「このコ男の子やで!」と言ったので、大吉と名づけて、青いリボンに鈴付けて。
                ところが、その後、連れて行った獣医さんで、「・・・このコ、女の子ですよ」・・・!?えぇ〜〜〜っ!!
                ・・・結局彼女は、“大吉”の名で人生をおくることになる。


                大吉は、
                22年半生きて、
                生ききって、
                3年前の11月に旅立った。


                今夜こそ・・・

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                   「今日の晩ご飯は餃子にしよう、久しぶりに皮から作ろう!」・・・そう思ったのは昨日の昼。
                  でも仕事の段取りが思うようにいかず、結局晩ご飯は別メニュー・・・  
                   彫ってる時が一番幸せな私は、普段から最低限度の家事しかこなせない。料理も好きなんだけど、忙しくなると手がまわらない。
                  娘がいなかったらきっと、食事もせずにず〜っと彫ってるんだろう。

                  今夜こそ餃子にしよう、「うまぁ〜い」って娘に言ってもらえるように。
                  お母さん業も頑張ろう。

                  ねこです。

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                     ・・・猫です。
                    見上げてます。
                    後ろ姿に、こだわってます。
                    11月の個展に向けて、まあるい背中をたくさん彫ってます。 


                    ちくぼくせきそう・・・って?

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                       その昔、父が仕事場として借りた一軒の家・・・そこに掲げた看板が“竹木石草”でした。

                      「なんで竹木石草なん?」と尋ねると、「竹と、木と、石のある草庵やからや。」との答え。
                      ・・・きっと、一生懸命考えてたのでしょうねぇ。
                      めっちゃ嬉しそうで、めっちゃ楽しそうな顔をしていました。

                      刃物の研ぎ方も、かんなのかけ方も、みんなこの家で教わりました。
                      仕事の話も、いっぱいしました。
                       今はもう、帰れない場所です。

                      だから、人生仕切り直してもう一度本格的に彫り始めた時に、
                      屋号として使わしてもらうことにしました。

                      気持ちはいつも、あの場所にあります。



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